阪神・森下が存在感 2戦連続打点 岡田監督の“愛のムチ”から打棒が復活

2023年11月02日 05:15

野球

阪神・森下が存在感 2戦連続打点 岡田監督の“愛のムチ”から打棒が復活
<神・オ>初回1死二塁、森下は左中間に先制適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第4戦   阪神4―3オリックス ( 2023年11月1日    甲子園 )】 阪神・森下がまた、大舞台で快音を響かせた。前夜10月31日の第3戦に続き2戦連続打点。再び、存在感を示した。
 「先頭のチカさん(近本)からいい流れでつないでくれたチャンス。ランナーを還すことだけを考えてしっかり捉えられた」

 初回だ。1死二塁で迎えた1打席目のカウント1―1から相手先発・山崎福のフォークを振り抜いた打球は左中間フェンス直撃の適時二塁打。二塁に到達すると、両手を突き上げて喜びを爆発させた背番号1は「昨日(2安打)出せたので、多少は勢いがあったと思います」と声を弾ませた。

 岡田監督の“愛のムチ”から打棒が復活した。今シリーズの第1戦、第2戦はヒットエンドランのサインで凡飛を打ち上げ、逆鱗(げきりん)に触れていたが、本拠地・甲子園に戻り2試合で打率・375(8打数3安打)、3打点と上昇ムード。試合後に指揮官も「森下は怒らないといけないですね。怒ると発奮しますね」と活躍にニヤリと笑った。

 日本シリーズで新人の2試合連続打点は、86年の第6、7戦の清原和博(西武)以来。「今日の勝ちは凄く価値のある勝利だと思う。甲子園でもう1試合できるので、明日(2日)勝って(4日からの)京セラに臨みたい」と肝っ玉ルーキー。チャンスは任せろ。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)が初回に先制二塁打を放ち、2試合続けて打点をマーク。日本シリーズでチーム新人の2試合連続打点は、62年東映第6、7戦の藤井栄治以来61年ぶり2人目となった。また、阪神新人の殊勲安打は前記藤井が62年東映第1、7戦でともに同点打を放ったのに次ぎ2人目で、先制打は森下が初めて。

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