阪神・才木 序盤から制球苦しむも「粘る日」気持ち切り替え5回1失点 出血に負けず気迫の95球

2023年11月02日 05:15

野球

阪神・才木 序盤から制球苦しむも「粘る日」気持ち切り替え5回1失点 出血に負けず気迫の95球
日本シリーズ<神・オ>親指から出血する才木(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第4戦   阪神4―3オリックス ( 2023年11月1日    甲子園 )】 阪神・才木の強い気持ちは赤く染まったユニホームににじんだ。5安打されても5回1失点の粘投。試合をつくり、開幕ローテーション入りで8勝を挙げた意地を見せた。
 「今日はもう完全に粘りです。今日はそういう日やな、と」

 初回の3者凡退もすべてフルカウントで制球に苦しんだ。直球はうなりを上げるも、力みから高めに浮き制御が難しかった。序盤で「粘る日」と気持ちを切り替えて力投。1点優勢の2回に同点に追いつかれたものの以降は走者を背負いながら得点は与えなかった。

 試合途中から右手親指からは出血し、ユニホームは血に染まった。5回1死二塁のピンチでは森を中飛に仕留め、頓宮は151キロの直球で押し切って一邪飛と粘った。

 「ランナーを出すことが多く、リズムが生まれづらかったかもしれませんが、粘ることはできた。(親指は)全然大丈夫」

 24歳11カ月で迎えた大舞台。初戦で村上が記録した25歳4カ月の日本シリーズの球団最年少勝利を塗り替えることはできなかったが、気迫の95球で力は示した。(遠藤 礼)

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