世界一を知るオリックス・ゴンザレス 先制ソロ空砲にも「4勝した方が勝ち。まだ生き残っている」

2023年11月02日 22:53

野球

世界一を知るオリックス・ゴンザレス 先制ソロ空砲にも「4勝した方が勝ち。まだ生き残っている」
日本シリーズ<神・オ>4回2死、ゴンザレスは左越えに先制ソロ本塁打を放つ。捕手坂本(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第5戦   オリックス2―6阪神 ( 2023年11月2日    甲子園 )】 オリックスのマーウィン・ゴンザレス内野手(34)は先制ソロが空砲に終わったものの前を向いた。
 0-0の4回2死から相手先発・大竹の直球をフルスイング。本塁打を確信するようにゆっくりと一塁ベースへ歩を進め、左翼席へ着弾するのを見届けた。「打った後は試合も勝っていたので、すごくうれしかったですけど、結果的に負けてしまった」と悔しさをにじませ「今、大事なのは自分の成績よりチームの勝ち。負けたら何も言えない。いま自分の打撃を振り返ることはないです」と語るにとどめた。

 2017年にはアストロズでワールドシリーズに出場し、世界一も経験しているだけに「とにかくファンの声援がすごいというのが一番の印象。ファンの声援のおかげで、いつもの自分の力より少し大きい力が出せるのはある。いまはワンプレーワンプレー楽しんでできている」と頂上決戦を楽しんでいると明かした。

 バットだけでなく守備でも再三の好プレーを見せ「何とか自分のところにラッキーバウンドが来ているので、何とかできている。それで結果的に点を防ぐことができている。今のところは運がいい。ただ、この球場はとても難しいです」と甲子園の土のグラウンドへの本音も漏らした。

 4日からは本拠地に帰るとあり「4勝した方が勝ち。まだ生き残っている。最後の4勝目を先に取れるように頑張ります」と前を向いた。

 ゴンザレスはアストロズ時代の17年、ドジャースと戦った10月25日の第2戦で、1点を追う9回に守護神ジャンセンから同点ソロを放った。

 松井秀喜も巨人での日本シリーズ、ヤンキースでのワールドシリーズで本塁打をマーク。また、アンドリュー・ジョーンズも楽天時代の13年、ブレーブス時代の96年に日米の頂上決戦で本塁打を放っており、ゴンザレスは通算5人目となる。

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