サヨナラ勝ちの大商大、西武ドラ2上田が4回6K 神宮前進も「勝って当たり前」

2023年11月02日 19:08

野球

サヨナラ勝ちの大商大、西武ドラ2上田が4回6K 神宮前進も「勝って当たり前」
<大商大・和歌山大>延長タイブレーク10回2死満塁のピンチを切り抜け安堵の表情を見せる大商大・上田(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【関西地区大学野球選手権大会1回戦   大商大5―4和歌山大 ( 2023年11月2日    ほっと神戸 )】 大商大が和歌山大を延長10回サヨナラ勝ちで制し、明治神宮大会出場に前進した。
 西武からドラフト2位指名された最速154キロ右腕・上田大河(4年)が劇勝を呼んだ。神宮切符までの最長4連戦を見据えて初戦は温存予定だったにも関わらず、同点の7回に緊急登板。4回を6奪三振1失点と力投した。

 「球速よりも質だと思っている。思ったよりも早い登板に焦りもあったけど、スピンの効いた球を投げられました」

 タイブレークの延長10回は無死満塁から無失点に抑えても、冷静に三塁ベンチに戻った場面には「勝って当たり前。毎回感情を出していたら、しんどくなる。冷静に楽しんでいこうと思っていました」と心境を明かした。

 10月26日のドラフト会議後の初の公式戦登板だった。「ドラフト指名されたけど、まだ学生。野球を楽しもうと思った。青春というか、泥臭くやるのがここの野球。チームのために頑張りたい」と全国の舞台を見据えた。

 次戦は関大との第1代表決定戦を賭けて、3日に天理大と戦う。

 ◇上田 大河(うえだ・たいが)2001年(平13)11月15日生まれ、大阪府大阪市出身の21歳。尾鷲市立宮之上小1年から尾鷲野球少年団で野球を始め、東生野中ではナガセボーイズに所属。大商大高では1年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年秋からリーグ戦に登板。4年では大学日本代表として日米大学野球選手権大会に出場して優勝に貢献。遠投120メートル、50メートル走6秒5。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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