ソフトバンク 待望の大砲手に入れた 巨人・ウォーカーと高橋礼&泉のトレード成立

2023年11月06日 05:00

野球

ソフトバンク 待望の大砲手に入れた 巨人・ウォーカーと高橋礼&泉のトレード成立
ソフトバンク・高橋礼(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 小久保ホークスが来季に向け、2対1で課題だった右の大砲を補強した。ソフトバンク高橋礼(28)と泉圭輔(26)両投手と巨人のアダム・ウォーカー外野手(32)の交換トレードが成立したことが5日、分かった。早ければ6日にも両球団から正式に発表される。
 1メートル96、104キロの巨人ウォーカー。サイズの通り、大型補強に成功だ。藤本体制で臨んだ今季のソフトバンクはリーグ最多の513打点を刻むも、104本塁打はオリックスに5本劣った。得点圏で外野フライが出ず、1点を取るコスパが悪かった。助っ人野手も開幕時に3人、7月にはデスパイネを再加入させるも本塁打はアストゥディーヨの1本のみ。左打者が多いチームで規格外な右の大砲の補強を球団は急務とみる中、NPBを知るウォーカーに、白羽の矢を立てた。

 実際に、鷹は藤本ホークス時代にウォーカーにやられている。今季の対戦こそ7打数無安打と封じたが、昨季の交流戦で石川、東浜、レイが3試合連続で被弾している。来日1年目の昨季は、124試合で23本塁打、52打点、打率.271、長打率.515。そのインパクトと評価は変わらなかった。今季こそ、出番に恵まれずに57試合で6本塁打、20打点も長打率.483とパンチ力は健在だ。パ・リーグのパワー系投手でも順応できる対応力があると判断した。

 交換トレードの対象となるのが、泉と7年目に向けて秋季キャンプ参加中のサブマリン高橋礼だった。高橋礼は入団した19年にパ新人王、侍ジャパン入りもテンポ、制球が戻らず。今季5試合登板のみで先発3試合では2敗、防御率10.80。復活できなかった。泉も3試合に終わった。両軍3選手の出場機会と復活を求める思惑が、両球団で一致した。ソフトバンクは20年以降リーグ優勝、日本一から遠ざかる。小久保ホークスで臨む来季、打倒オリックスに加えて4年ぶりのV奪回へ。本腰を入れるオフに右の大型大砲の補強にまずは成功した。

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