オリックスがFAで広島・西川龍馬獲りへ　中軸を担える外野手、権利行使なら争奪戦必至

2023年11月06日 05:40

野球

オリックスがFAで広島・西川龍馬獲りへ　中軸を担える外野手、権利行使なら争奪戦必至 — 広島・西川龍馬 Photo By スポニチ

【SMBC日本シリーズ2023第7戦オリックス1ー7阪神（ 2023年11月5日京セラD ）】オリックスが今オフのFA補強として、広島・西川龍馬外野手（28）の獲得調査を進めていることが5日、分かった。国内FA権を獲得した昨オフから興味を示しており、権利行使すれば、獲得に乗り出す見込みだ。

　今季の西川は109試合に出場してセ・リーグ2位の打率・305、9本塁打、56打点と活躍した。卓越したバットコントロールには定評があり、中軸を担える好打者だ。

　オリックスは強力な投手陣を擁してリーグ3連覇を達成したものの、吉田正尚（レッドソックス）が抜けた外野は中堅の中川圭以外は、ほぼ固定することができなかった。

　特に吉田の定位置だった左翼は主砲として期待された杉本の打撃不振や故障による3度の2軍落ちもあり、来田、渡部、小田、池田、広岡ら日替わりでの起用が続いた。

　阪神との日本シリーズでも第5戦では右翼・森、中堅・広岡と専門外の2人が先発出場するなど、課題が浮き彫りとなった。

　一年を通して安定した活躍が期待できる西川は大阪出身でもあり、来季リーグ4連覇と日本一奪回を狙うチームには、まさにうってつけの選手といえる。ソフトバンクなども獲得調査を進めていて、今後の動向が注目される。

　◇西川　龍馬（にしかわ・りょうま）1994年（平6）12月10日生まれ、大阪府出身の28歳。敦賀気比（福井）では3年春に甲子園出場。社会人の王子を経て15年ドラフト5位で広島入り。高いミート力で安打を量産し、19年5月1日阪神戦から6月5日西武戦にかけて27試合連続安打。同年8月は月間42安打の球団タイ記録。通算821試合で打率・299、64本塁打、341打点。1メートル76、83キロ。右投げ左打ち。