オリックス完敗で終戦　中嶋監督無念「悔しい。ペナントレースで優勝したのが吹っ飛ぶくらい」

2023年11月06日 05:40

野球

オリックス完敗で終戦　中嶋監督無念「悔しい。ペナントレースで優勝したのが吹っ飛ぶくらい」 — ＜オ・神＞歓喜に沸く阪神ナインを、ベンチで見るオリックスの選手ら（撮影・篠原岳夫） Photo By スポニチ

【SMBC日本シリーズ2023第7戦オリックス1ー7阪神（ 2023年11月5日京セラD ）】最後は完敗だった。オリックスは第2戦で勝利投手になった宮城が、まさかの5回途中KO。打線も9回2死からの頓宮のソロのみに抑えられた。歴史に残る大熱戦で関西決戦を盛り上げたが、前身の阪急時代以来となる2年連続日本一を逃した中嶋監督は、悔しさを隠さなかった。

　「日本シリーズで負けたのは2回目なのですが、勝って終わるのと負けて終わるのは全然違う。悔しい。（ペナントレースで）優勝したのが吹っ飛ぶくらい。（日本シリーズに）出なかったら良かったなと思うくらい。最後に上に立たないといけない。それくらい重い職業」

　阪神の岡田監督に歩み寄り、言葉を交わした。「負けたんですから、阪神は強いです」。相手を称えた。言い訳もしなかった。そして自軍の選手をねぎらった。「負けた責任は監督の僕が取る。選手は頑張ってくれた。コンディションの部分で言えば、本当によく出られたなというメンバーも多かった。本当によくグラウンドに立ってくれた」

　来季はパ4連覇が懸かるが、山本がポスティングシステムでメジャー移籍することが球団から承認された。昨オフに同制度でレッドソックスに移籍した主砲の吉田正尚に続き、大エース不在からの苦しいスタートを余儀なくされる。しかし、後ろは向かない。

　「新しい戦力が入って来ないと厳しい戦いになると思いますが、投手陣も若いし、まだまだ伸びしろのあるチームだと思います」

　きょう6日から秋のキャンプへ数選手が向かう。また新しいチームづくりが始まる。