阪神・今岡コーチが語る近本の凄さ 卓越した感情のコントロール術が安打量産につながる

2023年11月06日 05:15

野球

阪神・今岡コーチが語る近本の凄さ 卓越した感情のコントロール術が安打量産につながる
<オ・神>9回に内野安打を放った近本(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7ー1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )】 【記者フリートーク】阪神・近本について聞くなら、今岡打撃コーチがふさわしい。03年に1番打者で首位打者に輝きリーグ優勝に貢献した。今季打撃コーチで復帰し「近本の凄さは、精神面を一定に保てること」と表現した。
 プロも気持ちの浮き沈みがあって当然。ましてや、両リーグ最多タイの12死球を受け、右肋骨骨折までしたのだから、さまざまな感情を抱いてもおかしくなかった。しかし、かつての「最強の1番」から見える近本はいつも近本。気持ちの出し方は「選手の個性」としつつ、こと近本に関しては、卓越した感情のコントロール術が安打量産につながっていると分析する。

 85年日本一の4番・掛布雅之氏は著書の第1章を「恐怖」にあてた。プロの打席はそれほど怖さがつきまとう。ならば、骨折前の打率.275から、復帰後に.300(シーズン.285)を打った近本はすごく偉大。間違いなく猛虎史に残る1番打者なのだ。(阪神担当・倉世古 洋平)

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