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オリ・由伸「すごく成長した7年間だった」 ポスティング承認の球団に感謝

2023年11月06日 05:40

野球

オリ・由伸「すごく成長した7年間だった」 ポスティング承認の球団に感謝
<オ・神>ファンの声援に応えるオリックス・山本(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第7戦   オリックス1ー7阪神 ( 2023年11月5日    京セラD )】 オリックスは5日、山本由伸投手(25)の今オフのポスティングシステムを利用しての大リーグ挑戦を承認したと発表した。日本シリーズ第7戦の試合後に福良淳一GMが取材に応じ、「3連覇も(山本)由伸がいてできたこと。由伸の夢でもあったので、尊重したい。これだけチームに貢献してくれたので、頑張ってほしいと思う。みんな期待している」と明かした。
 かねて大リーグでのプレーを希望していた山本は昨オフの契約更改でも球団に思いを伝え、湊通夫球団社長はチームへの貢献や成績次第で容認する考えを示していた。

 今季も史上初の投手4冠を獲得し、リーグ3連覇に導くなど活躍。日本シリーズでは阪神に敗れて2年連続日本一こそ逃したものの、前日の第6戦では138球の熱投で、シリーズ新記録となる14奪三振で1失点完投。日本シリーズ初勝利を挙げ、満員の京セラドームのファンに集大成の投球を披露した。

 山本は優秀選手賞に選ばれたセレモニー後に報道陣に対応し、応援でからした声で感謝の言葉を並べた。

 「認めていただいた球団に感謝。しっかり一人の選手として応援してくれたと言うか、しっかり理解してくださって本当にありがたい。たくさんいい経験もさせていただいたし、すごく成長した7年間だったと思う」

 日本一を逃したことには悔しさをにじませ「凄くオリックスが好きなので、寂しさもある。(メジャーは)世界最高のリーグだと思うので、そこでしっかり通用する選手を目指していけたらなと思う」と前を向いた。

 ポスティング申請の期間は今月1日から始まり、12月15日が締め切り。球団は今後手続きを進める。既に大リーグ公式サイトは6~7年契約で日本選手歴代最高の総額2億ドル(約300億円)を超える可能性があると報道しており、争奪戦は必至。日本球界最強投手が、今オフの主役となることは間違いない。(中澤 智晴)

 ▽ポスティングシステム 海外FA権の取得前に大リーグに移籍する制度。現在は以前のように入札ではなく獲得希望の全球団と交渉ができる。日本球団への譲渡金は選手が契約で保証される額により変動する。

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