西濃運輸が8強進出 1メートル88右腕の庄司が6回零封「初回から真っすぐを意識させることができた」

2023年11月15日 07:30

野球

西濃運輸が8強進出 1メートル88右腕の庄司が6回零封「初回から真っすぐを意識させることができた」
<西濃運輸・信越硬式野球クラブ>>好投する西濃運輸先発・庄司(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【第48回社会人野球日本選手権第7日   西濃運輸5─0信越硬式野球クラブ ( 2023年11月14日    京セラD )】 身長1メートル88の23歳右腕、庄司魁(かいと)が西濃運輸を8大会ぶり8強へ導いた。加入1年目で公式戦での先発は6月の都市対抗2次予選(王子戦で4回2失点)以来2度目。最速149キロと曲がりの大きいスライダーを武器に毎回9三振を奪い、自己最長6回を99球で無失点に抑えた。
 「オーダー発表の時に先発を言われた。心の準備はしていた。初回から真っすぐを意識させることができた」

 山形城北(山形)では控え投手。石巻専大3年時の出会いが転機だった。東北学院大で岸(楽天)らを育てた菅井徳雄氏が投手コーチに就任。第一声で「プロに行きたくないのか」と言われ「初めてプロを意識して、練習態度も変わった」。4年生で台頭。プロ志望届を出した昨年ドラフトで指名はなく、社会人での再挑戦を期した。

 7月の都市対抗1回戦では9回2死で救援して被弾。週1~2回だったブルペン入りを4回まで増やし、1日200球以上を数えた日もあった。自己最速は151キロまで上昇。「今日も余力はあった。体力が付いたのかな。引き続きプロを目指したい」。救援で4回無失点だった1回戦に続く好投。大舞台で覚醒を予感させた。

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