技巧派・東野快投でHondaが8強 駒大で今永とプレー「野球への姿勢学ばせてもらった」

2023年11月15日 05:04

野球

技巧派・東野快投でHondaが8強 駒大で今永とプレー「野球への姿勢学ばせてもらった」
<Honda・日本製鉄かずさマジック>8回、1失点と好投したHonda・東野(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【第48回社会人野球日本選手権第7日 2回戦   Honda5―1日本製鉄かずさマジック ( 2023年11月14日    京セラD )】 2回戦3試合が行われ、Hondaが日本製鉄かずさマジックを5―1で下し、2大会ぶりの8強進出を決めた。西濃運輸は信越硬式野球クラブを5―0で、JR四国はパナソニックを3―0で破り、それぞれ準々決勝に進んだ。
 技巧派が丁寧に、慎重に四隅を突き続けた。Hondaの先発左腕・東野が8回を無四球1失点。「球速が出ない分、丁寧に投げることを心がけていました。引かずに攻めようと思っていたし、そこは、しっかりとできました」とうなずいた。

 最速は140キロ台に届かなかった。それでも積極的に内角を攻め、ツーシームやチェンジアップなど緩急も駆使。「150キロを投げられるなら真ん中に投げるけど、それが自分にはできない。打者が嫌がる場所に投げ続けるしか生きる道はない」。8奪三振のうち、直球では3奪三振。剛球はなくても、攻めて5安打に抑えた。

 履正社(大阪)では2桁背番号で甲子園に2度出場。駒大では2学年上にDeNA・今永がいた。「自分とタイプは違うけど、野球への姿勢を学ばせてもらいました」。前日にメジャー挑戦を正式表明した先輩とは対照的な投球スタイルを磨き続け、今年が社会人6年目。「良い流れで来られている」と貫いてきた投球術でチームに勢いをもたらした。(河合 洋介)

 ▼日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(3回までに4失点して)流れをつかめずにズルズルいってしまった。先制された時の弱さが出て見せ場をつくれなかった。選手は着実に成長している。

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