エンゼルス・大谷の移籍先候補にブレーブス急浮上 世界一へ条件ピタリ アクーニャとMVPコンビ結成も

2023年11月15日 02:32

野球

エンゼルス・大谷の移籍先候補にブレーブス急浮上 世界一へ条件ピタリ アクーニャとMVPコンビ結成も
7月、アクーニャ(右)と記念撮影する大谷 Photo By スポニチ
 エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)の移籍先候補にナ・リーグ東地区の強豪ブレーブスが急浮上していることが14日、分かった。関係者によれば、移籍先選定の優先事項に若手中心の構成や世界一を目指す球団が含まれていることが判明。今後数年を自身のピークと捉えており、契約も3、4年規模を望んでいるもようで、地区6連覇中のブ軍が条件と合致する。早期決着も見込まれる大谷争奪戦に、新たな本命の名前が挙がった。
 ドジャース最有力とされている大谷の新天地候補に、新たな名前が挙がった。ある関係者は大谷の優先事項が「レギュラーが若手で構成され、今後数年ポストシーズン(PS)と世界一を狙う球団」だとし、ブレーブスが含まれていると明かした。

 6年連続地区優勝中の強豪。今季、史上初の「40本塁打(41)&70盗塁(73)」を達成したナMVP最有力候補の外野手アクーニャを筆頭に、野手陣は平均27・4歳と若い。さらに54本塁打、139打点で打撃2冠王となったオルソンや、37発のライリーら5人が30本塁打をマークし、シーズン307本塁打はメジャータイ記録だった。その打線に44発のア・リーグ本塁打王・大谷が加われば、強力打線の破壊力はさらにアップする。ブ軍は今季正左翼手のロサリオがFA。今季主にDHだったオズナが本来の外野を守れば、右肘手術の影響で来季はDH専任となる大谷加入への支障は少ない。

 来季メジャー7年目で30歳となる大谷の夢は、ポストシーズン進出とワールドシリーズ制覇。FA市場では、最大の目玉として8、9年の長期で総額5億ドル(約760億円)以上の史上最高額となる契約が予想されている。だが、関係者は「契約額ではなく違うところにある」と大谷の優先事項は契約規模ではないとし、自身のピークに合わせた3、4年規模の契約を望んでいるとした。決して資金力のトップグループではないブ軍だけに超大型契約は厳しいが、大谷が優先する条件ならば最適な候補となる。

 米国でも13日(日本時間14日)、大リーグ専門局「MLBネットワーク」番組内で、看板記者ジョン・モロシ氏が「大谷がブ軍へ興味を持っているのではないか」との情報があると発信。さらに「メジャー挑戦時と今回の違いは、地理的問題よりチームの質にこだわっている」とした。ブ軍には過去、川上憲伸、斎藤隆が所属。二刀流の大谷が移籍すれば日本人野手では初となる。

 また、すでに大谷は移籍候補を数球団に絞り込み、最終決断間近となっているとの情報もあり、5年連続PS進出中のレイズも候補に挙がっているもようだ。争奪戦は新たな局面を迎え、12月4日(同5日)のウインターミーティング開幕前に決着する可能性も高くなってきた。

 ▽アトランタ・ブレーブス 1871年にボストン・レッドストッキングスとして創設されたメジャー最古の球団。53年にミルウォーキー、66年にアトランタへ移設。現在はナ・リーグ東地区に所属する。本拠地は97年開場のターナー・フィールドから、17年に現在のトゥルーイスト・パークに移った。主なOBはハンク・アーロンや、トム・グラビン、ジョン・スモルツ、グレグ・マダックス、楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ、チッパー・ジョーンズら。地区優勝23度、ワールドシリーズ制覇4度。

おすすめテーマ

2023年11月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム