JR四国がベスト8 近藤の快投でパナソニック撃破 独立Lにも在籍した異色右腕「絶対に無失点に…」

2023年11月15日 07:30

野球

JR四国がベスト8 近藤の快投でパナソニック撃破 独立Lにも在籍した異色右腕「絶対に無失点に…」
<JR四国・パナソニック>4回2死、三宅を三振に仕留めこぶしを握り締めるJR四国・先発の近藤 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【第48回社会人野球日本選手権第7日   JR四国3─0パナソニック ( 2023年11月14日    京セラD )】 遅咲き右腕がJR四国を8強に導いた。最速152キロを誇る先発・近藤が中2日のマウンドで5回3安打無失点の快投だ。
 「体がきついので投げられない、ではエースではない。絶対に無失点に抑えるという気持ちでした」。初戦のJR東海戦で126球を投じて3失点完投勝利し、その日に杉山洋一監督に連投を志願。計6奪三振と力を出し切った。

 異色の経歴の持ち主だ。鳴門渦潮(徳島)卒業後、三菱自動車倉敷オーシャンズに2年間在籍し、独立の四国香川で3年間プレー。「独立を辞めた時点で野球を辞めるつもりだった」と引退を決意したものの、同社から勧誘を受け翻意した。今年が社会人野球復帰1年目で「プロだけを考えるとしんどい」と目先の勝利に集中した結果、才能が花開いた。

 7月の都市対抗では東京ガスとの初戦で11回1安打完封勝利。今大会初戦にも複数のNPB球団が駆けつけた。今秋ドラフトではHonda鈴鹿の26歳左腕・森田駿哉が巨人から2位指名を受けた。近藤も来年26歳。来秋の「オールド指名枠」に名乗りを上げる快投となった。 (河合 洋介)

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