【トライアウト】元ヤクルト「きんに君」中山翔太、結婚していた 「黄緑色ユニ」選んだワケ明かす

2023年11月15日 15:52

野球

【トライアウト】元ヤクルト「きんに君」中山翔太、結婚していた 「黄緑色ユニ」選んだワケ明かす
<NPBトライアウト>シート打撃で、2ランを放つヤクルト・中山(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 戦力外となった選手らを対象としたプロ野球の12球団合同トライアウトが15日、鎌ケ谷スタジアムで行われ、ヤクルトを戦力外となった中山翔太外野手(27)がシート打撃の第3打席で今トライアウト全体で1号となる本塁打を放った。
 黄緑色のヤクルトユニホームに身を包み、少し絞られたように見える体で挑んだ中山翔。第3打席で、DeNA・笠原祥太郎が投じた内角低めの直球をうまく拾い上げると、高く上がった打球は左翼スタンドに吸い込まれた。

 今トライアウト1号となる一発を叩き込んだ「きんに君」は、大きな拍手を浴びながらダイヤモンドを1周した。

 中山の趣味はウエートトレーニングで鍛え上げられた筋肉が自慢。愛称は同姓のお笑い芸人である「なかやまきんに君」にちなみ「きんに君」で、チームメイトからは「筋ちゃん」「筋さん」と呼ばれていた。

 「打った瞬間、角度よかったのでいくかなと思った。ほんとに行って良かった。ミート力を上げるのが課題だったのでアピールできたと思うし、ホームランも打てて良かった」と安ど。さらに「最近、結婚させていただきまして…妻に見てもらいたいと思っていた。良い姿を見せられたと思います」と結婚したことを明かし、愛妻への勇姿を見せた形だ。

 昨年オフにヤクルトを戦力外となった後、プロ野球独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズでプレー。他の選手は現所属のユニホームを着用する中、ヤクルト時代の、しかも期間限定の黄緑色の「燕パワーユニホーム」を着用。「他の選手よりもどんな形でも少しでも目立ってやろうと思って。これしかないと思っていました」とアピールのために選んだと明かした。

 今年のトライアウトには投手41人、野手18人が参加。過去1414人が参加し、77人が新たなチャンスを手にした。内訳は投手36人、内野手22人、捕手6人、外野手13人で“合格率”はわずか5%。スタンドには各球団のスカウト陣が集結し、日本ハム・稲葉GMも練習から熱視線を送った。

 シート打撃のルールは、投手1人が打者3人に対し、ボールカウントは1-1から投球する。同じ投手の登板時、アウトカウント・ランナーは加算。審判は2人制で行われる。

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