ロッテ DeNAのソトを獲得 18、19年本塁打王&6年通算161発の大砲 近日中に発表

2023年12月14日 02:00

野球

ロッテ DeNAのソトを獲得 18、19年本塁打王&6年通算161発の大砲 近日中に発表
ロッテが獲得することが分かったソト Photo By スポニチ
 ロッテが新外国人として今季までDeNAに所属していたネフタリ・ソト内野手(34)を獲得することが13日、分かった。近日中にも発表される。プエルトリコ出身で18、19年に2年連続でセ・リーグ本塁打王に輝くなど、今季までの6年間で通算161本塁打。3年契約3年目を終えて去就が注目されていたが、来季は2005年以来、19年ぶりのリーグ優勝を目指すロッテが新天地となる。
 来季に19年ぶりのリーグ優勝を狙うロッテに待望の右の大砲が加入する。昨季5位から今季は2位に躍進したが、優勝したオリックスとは15・5ゲーム差。実績抜群のソトを加えて打線の厚みを増し来季こそ頂点を狙う。

 ソトは広角に力強い打球を飛ばす右打者で来日1年目の18年に41本塁打、翌19年は43本塁打で2年連続でタイトルに輝くなど今季までの6年間で161本塁打。今季は交流戦期間中に左足を骨折した影響もあり109試合で打率・234、14本塁打、50打点だったが、まだまだ技術やパワーに衰えはない。シーズン終了後に患部を手術して国内でリハビリを続け、11月30日に自由契約選手となってからは他球団だけでなく、残留交渉も継続。今月8日の帰国の際に「まずは健康な体を手に入れることに集中します」と前向きに語っていた助っ人が熟考を重ねた結果、ロッテ移籍を決断した。

 新天地となるロッテは今季に巨人から移籍したポランコが26本塁打でタイトルを獲得。セ・リーグから力勝負が多いパ・リーグで“復活”するケースが多く、現在、残留交渉中である左の長距離砲のポランコとソトが中軸にそろえば破壊力抜群の打線となる。近年は一塁での出場が多いが過去に二塁、外野も守った経験があり、チームとして打線の選択肢は増える。何より山口、友杉ら発展途上の右打ちの野手に刺激を与えることができる。

 今季は2位に入ったとはいえ、チーム打率・239、505得点、100本塁打は全てリーグ4位。7月には右打ちのブロッソーを獲得も打率・191、1本塁打に終わった。143試合で142通りの打順を組んだ吉井監督が「チャンスはつくるが、あと一本出ないのが課題」と嘆いていた得点力&長打力不足を解消してV奪回へ――。最強のピースが加わる。

 ◇ネフタリ・ソト 1989年2月28日生まれ、プエルトリコ出身の34歳。07年ドラフト3巡目(全体109位)でレッズ入団。13年5月にメジャーデビュー。ホワイトソックス、ナショナルズ(ともにマイナー)を経て、17年11月10日にDeNA入り。今季まで6年連続2桁アーチを記録し、18、19年は本塁打王で19年は打点王。通算711試合に出場し、打率.262、161本塁打、442打点。23年WBCプエルトリコ代表。1メートル85、97キロ。右投げ右打ち。

 ≪巨人から移籍ポランコ 今季26発キング≫ロッテが国内他球団から獲得した主な助っ人野手を見ると、ダイエー、ソフトバンクで通算122本塁打のズレータが07、08年に在籍も合計23本塁打。12年にはヤクルトから通算27本塁打のホワイトセルを獲得も2年間で13本塁打だった。ただ、近年では19年に日本ハムで通算131本塁打のレアードを獲得すると、同年に32本塁打で21年は29本塁打。今季は巨人から移籍のポランコが26発で本塁打王に輝いた。

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