ソフトB大関、鷹左腕エース背番「47」に メジャー挑戦のため「みんなに認められる投球ができるよう」

2023年12月14日 05:25

野球

ソフトB大関、鷹左腕エース背番「47」に メジャー挑戦のため「みんなに認められる投球ができるよう」
<ソフトバンク契約更改>新背番号と来季の目標を色紙に書いた大関(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの大関友久投手(26)が13日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの年俸5500万円でサインした。球団に大リーグ挑戦の希望を伝えたことを明かし、来季から背番号を元監督の工藤公康氏、杉内俊哉氏らがつけていた「47」に変更することも発表。エース道を追求し、メジャー挑戦にふさわしい投手になると誓った。
 大関は契約更改の席で秘めていた思いを三笠杉彦GMら球団幹部に伝えた。「将来的にはメジャーリーグに挑戦したい気持ちがありますと言った。そのために足りてない実力や実績をここ何年かでしっかり出し、みんなに認められる投球ができるように頑張る」と決意を込めて語った。

 大リーグ挑戦の思いは大学時代から温めていた。「一番になりたいという気持ちが昔からある。大谷さんだったりメジャーで活躍されている方を見て、気持ちがより一層湧いてきた」。このオフには単身ニューヨークに渡りヤンキースタジアムを見学して思いを深めた。

 挑戦のタイミングとして「3年後」と目標を設定。その時点で大関は海外フリーエージェント(FA)の資格条件を満たせない。球団はこれまでポスティングシステムによる大リーグ移籍を認めておらず、昨オフには千賀が海外FAの権利を行使してメッツに移籍した。三笠GMは「未来永劫(えいごう)ポスティングをしないという方針を貫くというわけではない」と球団の姿勢を示し、「状況に応じて考えていく」と話した。

 来季から新しい背番号でメジャー挑戦にふさわしい投手への成長を目指す。契約更改の席では背番号「42」から「47」への変更を申し出て、受け入れられた。元監督の工藤公康氏、杉内俊哉氏らがつけていた背番号。「47番はホークスの左腕エース。そういう投手に自分もなれるようにと思って、このタイミングで変えさせてもらった」。子供の頃、父親から「杉内投手のようになれ!」と激励されたことを懐かしみ、その思いを強めた。

 自身初の開幕投手を務めた今季は5勝(7敗)に終わったが、年間トータルでの貢献度を評価され、1000万円増の年俸5500万円で更改した。来季の目標は規定投球回到達と2桁勝利。いつか最高峰のステージで輝くためにキャリアハイの成績を目指す。 
(森 寛一)

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