阪神・岡田監督 紅白戦乱調の湯浅に「あかんやろ。しんどい」 守護神どころか開幕1軍危機

2024年02月12日 05:15

野球

阪神・岡田監督 紅白戦乱調の湯浅に「あかんやろ。しんどい」 守護神どころか開幕1軍危機
阪神紅白戦の5回、3連打を浴びて失点し、肩を落とす湯浅(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 阪神・岡田監督が湯浅を酷評した。5回に登板して、1イニングを3安打1失点。森下、渡辺、島田に直球をはじき返され、「あかんやろ。(キャンプインしてからの)ブルペンでも全然、いってないやん。ストレートとか。今日の投球やったらしんどいな」とぶった切った。
 防球ネットに守られてグラウンドに椅子を置き、捕手の後方から球筋を追った。「湯浅だけやな。初球から球速ばっかり見とったんな」。150キロ台が計測されているにもかかわらず、簡単に芯で捉えられた。球威がない証拠といえた。

 WBCの影響で昨季は調子の波に乗れなかった分、オフから「一番の新戦力は湯浅」と期待をかけてきた。それが裏切られたせいか、辛口コメントが止まらない。救援に失敗した昨年6月3日のロッテ戦で感情を表に出した場面を持ち出し、「後ろ(救援投手)は喜怒哀楽を出したらあかんて。グラウンドに帽子を投げるようなピッチャー、俺は使わへんよ」と一刀両断。言葉だけを聞けば、守護神奪還や勝ちパターン入りどころか、開幕1軍も危うい状況だ。

 湯浅にとってはコンパクトな腕の振りの新フォームでは初めての打者との対戦。「感覚的には全然悪くなかった。打たれたのは悔しいけど。試合を重ねて精度を上げていければ」と現在地を確認した。まだ2月。巻き返しの余地は十分すぎるほどある。(倉世古 洋平)

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