【センバツ開会式】選手宣誓の青森山田・橋場主将「満点をつけられる」

2024年03月18日 10:20

野球

【センバツ開会式】選手宣誓の青森山田・橋場主将「満点をつけられる」
<センバツ第1日目>選手宣誓をする青森山田・橋場(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会 ( 2024年3月18日    甲子園 )】 第96回選抜高等学校野球大会(センバツ)は18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕、13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)に及ぶ熱戦の幕が開いた。開会式では、連覇を狙う山梨学院を先頭に出場32校が入場行進。選手宣誓は、青森山田の橋場公祐主将(3年)が務めた。
 8日の抽選会で大役が決まってから、夕食後に暗唱を繰り返すなどして本番に臨んだ。1924年の第1回大会から節目の100年、元日の能登半島地震の被災地への思い、そして、チームメートや関係者への感謝の気持ちなどを盛り込み、「唯一無二の仲間」「次の100年に向けた新たな一歩」などの言葉を使った披露。心のこもった宣誓に、スタンドから大きな拍手が送られた。

 宣誓を終えた橋場主将は「すごく緊張していたので今、ホッとしています」と安どの表情を見せ、出来について「満点をつけられるんじゃないかなと思います」と胸を張った。「唯一無二の仲間とともに」という言葉については「高校3年間を野球漬けの日々で過ごす中で3年間は凄く短い。同じ目標を持って入ってきた仲間たち。かけがえのない仲間というところを唯一無二という言葉に表しました」と説明し、「被災地では凄く苦しんでいる方もいる中で、自分たちが野球が出来ていることが当たり前じゃないと感じられたので。感謝の言葉とか思いを入れました」と話した。チームは大会4日目に登場するが、「チームとしてはセンバツ白星がないので、春の1勝を何としても勝ち取りたい。勢いそのままに優勝目指して頑張ります」と話していた。

 選手宣誓全文は以下の通り。

 いまありて未来の扉を開く。いまありて時代も連なり始める。1924年、第1回全国選抜中等学校野球大会として春の選抜大会が開催されました。あの日から100年。我々、高校野球球児の甲子園大会に対する夢や憧れは、長年の時を超えても変わることなく、いまもなお、夢舞台であり続けています。夢にまで見たここ甲子園に立ち、これまでの先輩方が築き上げられた歴史と伝統の重さを身に染みて感じています。同時に私たちは唯一無二の仲間とともに大好きな野球に打ち込める今に喜びをかみしめています。今年の元日に能登半島沖で大きな地震が発生しました。家族団らんと過ごしている中での激しい揺れに私たちは恐怖と深い悲しみに襲われました。被災地では現在も苦しみと困難の多い生活を余技なくされています。私たちにできることは目の前の白球をがむしゃらに追い続けること、そして全力で野球を楽しむことです。今日から始まる選抜大会を、次の100年に向けた新たな一歩とするべく、全身全霊をかけて戦い抜くことを誓います。きょうまでの100年、きょうからの100年。

令和6年3月18日、選手代表、青森山田高等学校、主将、橋場公祐

おすすめテーマ

2024年03月18日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム