【センバツ】日本航空石川・宝田主将「やっとこの日が来た」被災地に届け!笑顔、感謝、恩返し

2024年03月18日 11:43

野球

【センバツ】日本航空石川・宝田主将「やっとこの日が来た」被災地に届け!笑顔、感謝、恩返し
<センバツ第1日目>行進する日本航空石川ナイン(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会 ( 2024年3月18日    甲子園 )】 第96回選抜高等学校野球大会(センバツ)が18日、甲子園球場で開幕。能登半島地震の被災地からの出場となる日本航空石川の宝田一慧主将は、「やっとこの日が来たなっていう気持ちでいます」と語った。
 「ずっと目指してきた場所」だった聖地に立ち、「ほんとにうれしい気持ちでいっぱい」と目を輝かせた。

 入場行進では、ひときわ大きな拍手を浴びた。「鳥肌が立つような気持ちで歩いていました」といい、「いろいろ思い出しました。支えてくださったほんとにたくさんの方々の思いというのが浮かび上がりました」と苦境を振り返った。

 大会6日目に控える常総学院(茨城)との初戦に向け、「しっかり調整をして、いいコンディションで試合に臨むっていうことが第一。」と抱負。「自分たちの野球をするっていうことをまず前提にし、その次にしっかり感謝の気持ちを持って被災地に何か届けられたらいいなと思います」と力強く語った。

 「地震が起きてから、仲間と野球をすることが当たり前じゃないと本当に思い知らされた」と実感を込め、「こうやって選抜まで野球がみんなでできたっていうことがほんとにうれしい。その気持ちをしっかり持って、試合でしっかりやっていけたら」と見据えた。

 帽子のつばには「笑顔、感謝、恩返し」「石川県のために共に頑張ろう石川」の文字が。「プレー中もこの気持ちを忘れないっていう意味で、辛い場面でもこの文字を見てみんなで頑張ろうっていう思いを込めてきました」と説明した。「まだまだ苦しい思いをしている方がたくさんいる中で、自分たちはこのように素晴らしい場所で野球ができるっていうことに本当に感謝をして、試合も頑張っていきたい」と誓った。

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