【センバツ】八戸光星・仲井監督 好救援のドラフト候補・岡本「見事な投球」 洗平も「悪いなりに」

2024年03月18日 13:48

野球

【センバツ】八戸光星・仲井監督 好救援のドラフト候補・岡本「見事な投球」 洗平も「悪いなりに」
センバツ高校野球<関東第一・八戸学院光星>八戸学院光星2番手の岡本琉(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会第1日第1試合   八戸学院光星5-3関東第一 ( 2024年3月18日    甲子園 )】 第96回選抜高校野球大会が18日、甲子園球場で開幕した。開幕戦で八戸学院光星(青森)が延長タイブレークの末、関東第一(東京)を5-3で下して2016年以来8年ぶりに初戦を突破した。
 八戸学院光星の仲井宗基監督にとって開幕戦を戦うのは春夏通じて3度目。15年春に九州学院(熊本)を9―2、19年夏には誉(愛知)を9―0で倒しており、突破率100%となった。関東第一との対戦は準優勝した12年春の準決勝以来だった。

 指揮官は「本当に苦しい試合でしたが、選手たちが粘り強く戦ってくれた。一冬、本当に今年は八戸の雪が多かった。12月から3月に来るまで一切グラウンドでできなかったが、厳しい環境の中でしっかり練習をして力を付けた。そのせいか本当に粘り強くなったと思います」と目をほそめた。

 途中出場で決勝打を放った萩原について「実はこっちに来てからの練習試合等でもここ一番での代打の起用だったり、非常にバッティングの形が良かった。ただ、あの打席ヒットになりましたが、ファーストストライクは手が出なかったみたいな感じだったので、ついて行けとベンチからは声をかけました。私の指示にしっかり応えてくれたなと思います」とねぎらった。

 2度のリードを奪われる展開に「関東一高さんの(2番手)坂井君と(先発の)畠中君、非常に2人とも良いピッチャーでした。特に畠中君には本当に翻弄されるというような展開。先制されたのも関東一高さんの野球をしっかりされての先制だったので、嫌な感じではあったんですが、大崩れしなかった。しっかり粘れたというところが最後、野球の神様が味方してくれたのかなと思います」と振り返った。

 先発の洗平は9回9安打6奪三振、4四球で156球を投げた。指揮官は「ちょっと洗平に関しては、まだまだというところがあるんですが…」としながらも、10回から登板した岡本について「2人で競い合ってきて、本当に見事なピッチングをしてくれた。洗平に関しても、悪いなりにピッチングをしてくれた」と述べた。

 この試合では、八戸学院光星はプロ注目左腕・洗平比呂投手(3年)、関東第一はエース左腕・畠中鉄心投手(3年)が先発。

 関東第一は0-0で迎えた2回、2死二塁から八戸学院光星・三上が放った打球は中前へ落ちそうな当たりとなった。二塁・小島想生(3年)が背走してジャンプ一番、ダイブしながらキャッチ。ピンチをしのいだ。初回に悪送球で走者を許したが、挽回する好プレーに場内からは大歓声が起きた。

 攻守ともに粘り強く、チャンスを伺って迎えた5回。2死走者なしから、1番・飛田が四球で出塁。俊足を生かし、次打者の初球で盗塁を決めると、悪送球も誘って三塁に進んだ。続く2番・坂本が外角球をとらえて逆方向へ振り抜き、左前へ先制適時打を放った。

 一方の八戸学院光星は洗平が7回まで4四球と苦しみながらも、粘りの投球。1点を追う7回、2死満塁から代打・小笠原が右前へ同点適時打。関東第一も堅守を見せて勝ち越しは許さなかった。

 同点で迎えた8回、先頭の3番・越後が片手一本で左越え二塁打を放ってチャンスメーク。続く4番・高橋は打ち取られた当たりとなったが三遊間に飛んだ打球を相手の遊撃が弾く間、越後が一気に本塁へ生還して勝ち越した。

 それでも八戸学院光星は9回に4番・山本、5番・佐藤の連打、三上の犠飛で再び同点に追いつき、延長戦に突入した。洗平は156球を投げ、こちらもプロ注目の左腕・岡本にリレーした。岡本は10回に満塁のピンチをしのぐ粘りの投球。11回に途中出場・萩原の適時打などで3点を勝ち越した。

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