巨人・菅野 “予言”通りの1500奪三振 「あと4試合…」から4試合目で球団史上最速達成

2024年05月12日 05:30

野球

巨人・菅野 “予言”通りの1500奪三振 「あと4試合…」から4試合目で球団史上最速達成
<ヤ・巨>1500奪三振の記念ボードを掲げる菅野(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2024年5月11日    神宮 )】 【記者フリートーク】未来が見えているようだった。今季3試合目の登板を翌日に控えた4月17日。1500奪三振に残り19としていた巨人・菅野に話を振ると「まだあと4試合かかるよ」と笑った。
 そこからこの日が4試合目。「昔は三振こそが正義だと思っていた」というところから「要所で取れればいいと思うようになった」とモデルチェンジした右腕は一度も負けず、自身の見立て通りに節目の記録に到達した。それも1500個目は村上から。伝家の宝刀スライダーで空振り三振を奪いガッツポーズ。「三振取れるとしたらあのボールしかなかった。あと1個っていうのを自分でも意識していたし、いいバッターから取りたいなと思っていたので、うれしい」とうなずいた。

 故障で出遅れ自己ワーストの4勝に終わった昨季も、終盤は力強さを取り戻し「自分の人生の中で一番、高い出力で投げられた」と言った。キャンプ最終日には「12年目になるけど、間違いなくトップクラスに充実してる」と手応え。シーズンでは、その言葉通りのパフォーマンスを見せている。

 「まだまだ。2000になったらまた言ってよ」と通過点とした34歳。これも有言実行してくれるはずだ。(巨人担当・小野寺 大) 

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