“虎の恋人”関大・金丸が腰の違和感で「大事に至る前に」自ら降板 25日からの近大戦で復帰目指す

2024年05月12日 05:30

野球

“虎の恋人”関大・金丸が腰の違和感で「大事に至る前に」自ら降板 25日からの近大戦で復帰目指す
<関学大・関大>甲子園で先発した関大・金丸(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【関西学生野球第6節1回戦   関大0―1関学大 ( 2024年5月11日    甲子園 )】 関大は0―0の延長12回にサヨナラ負けを喫して首位浮上を逃した。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ左腕の金丸夢斗(4年)は腰の違和感を発症し、4回1安打無失点で降板。首位の関学大は、両井大貴(4年)が延長12回1死二塁で左前へ劇打を放ち、甲子園開催の「関関戦」を先勝した。
 今春に入って無双状態だった関大・金丸が、不測の事態に見舞われた。3回の投球時に腰に違和感を覚え、4回51球で降板。4回に投じた全12球で変化球を選択したように全力で腕を振れる状態にはほど遠く、「大事に至る前に止めておこうと思い、自ら4回で降りました」と説明した。

 リーグ戦は疲労との戦いでもある。前節の同大戦では1回戦で11回137球、中1日の3回戦で4回41球を投じ、いずれも無失点に抑えて勝ち点奪取に貢献した。そのフル回転から中3日で先発登板。「もちろん疲労はあったと思うけど、そんなことは言っていられない」と疲労を降板の言い訳にしなかった。

 起用法には最大限の注意が払われてきた。先発登板は1回戦のみで、3回戦は救援起用に制限されていた。ただし3回戦に進んだのが3カード中2度と、疲労回復にあてる期間が短くなっていた。小田洋一監督は「明日の状態を見ないと分からないが、(次節の)近大戦は大丈夫だと思っている」と軽症を強調。今春は39イニング自責点0。最終節となる25日からの近大戦で戦列復帰を目指すことになる。

 明大の遊撃手・宗山塁(4年)も故障を経験するなど、今秋の「目玉2人」が体調面で苦戦中。コンディション調整がドラフト戦線に影響を与えるかもしれない春となっている。 (河合 洋介)

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