巨人・高橋礼、6回8安打1失点粘投も3勝目ならず 先制直後に同点被弾 左打者対策にも課題残す

2024年05月12日 20:26

野球

巨人・高橋礼、6回8安打1失点粘投も3勝目ならず 先制直後に同点被弾 左打者対策にも課題残す
<ヤ・巨>6回、高橋礼はサンタナに同点ソロを浴びる(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2024年5月12日    神宮 )】 巨人の高橋礼投手(28)が12日のヤクルト戦(神宮)で今季7度目の先発登板。6回8安打1失点と粘投したが、先制してもらった直後に一発を浴びて追いつかれ、4月14日の広島戦(東京D)以来4試合ぶりとなる今季3勝目を逃した。
 この日も5試合連続で小林とバッテリーを組んでマウンドへ。ヤクルト戦はソフトバンク時代の2022年6月11日に救援登板して以来2度目で、先発は初となった。

 前回登板した5日の阪神戦(東京D)では3回に近本から先制2ランを浴びるなど一挙3点を失って5回6安打3失点(自責2)で降板。打たれた6安打は全て左打者(近本2、中野1、佐藤輝1、木浪2)によるもので、試合後には杉内俊哉投手チーフコーチ(43)が「ちょっと左に対策されてるから、ちょっとこっちも考えなきゃいけないですね」と話していた。

 だが、この日も初回、左打者の2番・長岡に左翼線二塁打を許す立ち上がり。4月28日のDeNA戦(横浜)では被安打1ながら3連続を含む7四球と荒れて5回途中2失点で降板(勝敗付かず)していたが、続くオスナに四球を与えるなど1死一、二塁といきなりピンチを迎えた。

 それでも村上、サンタナを抑えて無失点。2回は1死から武岡に左前打され、これで安打を打たれたのは8人連続で左打者となったが、後続を切ってこの回も無失点で切り抜けた。

 3回も長岡に2打席連続安打となる左前打を打たれ、これで被安打は9人連続で左打者。続く右打者のオスナに安打、村上に四球で1死満塁のピンチを迎えたが、サンタナを初球で三ゴロ併殺打に仕留めた。

 0―0のまま迎えた6回には味方打線が主砲・岡本和の8号ソロで先制。待望の1点をもらった。だが、その裏、高橋礼は先頭・サンタナに5号ソロを浴びて1―1の同点。7回に打席が回ると代打・長野が出て降板となった。

 高橋礼の投球内容は6回で打者27人に対して102球を投げ、8安打1失点。5三振を奪い、与えた四球は3つだった。

 なお、高橋礼の代打・長野は1死三塁で空振り三振。2死一、二塁で佐々木が空振り三振に倒れて無得点に終わったため、高橋礼に勝敗は付かない。

 ▼高橋礼 毎回ランナーを出す展開になってしまいましたが、何とか粘って1点で抑えられたことは良かったと思います。点を取ってもらった後、失点をしてしまったのでそこをゼロに抑えられれば、なお良かったかなと思います。次の登板は点を取ってもらったあとの回をよりゼロにこだわって投球したいです。

おすすめテーマ

2024年05月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム