ソフトバンク さあラストスパート!! 山川は優勝&本塁打王&打点王“3冠”を見据える

2024年09月10日 06:00

野球

ソフトバンク さあラストスパート!! 山川は優勝&本塁打王&打点王“3冠”を見据える
ソフトバンク・山川
 “3冠”を見据えて戦っていく――。ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が、残り20試合に向けての抱負を語った。本塁打と打点の2冠に加え、チームの優勝という3つの頂点を目指すと明言。緊張感がある中でのペナントレースの戦い方は経験してきている。不動の4番として、リーグトップの30本塁打、87打点をマークしている自らの打撃を貫いていく。
 現在、通算250本塁打まで残り2本に迫っている。落合博満(中日)、秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)に次ぐ日本人歴代4位のスピード記録ペースだ。

 もっとも、希代のホームランアーチストである山川は「(通算)200号は僕が(日本人で)1番だったと思うんですけど。1位になれないのであれば、そこは意識しません。日本人で4番目に速く達成しましたと言われても仕方がない」と見向きもしていない。

 あくまでも思い描いているのは目の前に見えている3つの頂点を確実なものとすること。それだけだ。「一番大事なのは優勝すること、タイトルを獲ること。それがセットでなければいけない。ホームラン10本でもタイトルが獲れて優勝できればそれでいい。僕がホームラン、打点(のタイトル)を獲ることによりチームに貢献し、優勝する。3つセットで獲り切るのが最大の目標です。そこは最後の最後まで意識します」と掲げた。

 直近15試合は5勝10敗。抑えの松本裕、勝利の方程式を支えた藤井、津森ら救援陣に故障、不調者が続出するなど踏ん張り時を迎えている。このような状況下だけに国際舞台も含めて経験豊富な大砲の存在は頼もしい。「緊張感はあります。でも、それは外的要素であり自分の力でどうにかできるものではないですから」と話す。

 「いつも言っている通りに準備をしっかりして、ルーティンを守り続けること。チームの順位も自分のホームランや打点も、今までやってきてこの位置にいるのだから、違うことをやろうとするほうがまずい。トーナメントなら別ですが、リーグ戦であれば最後まで貫けば問題ないと僕は思ってます」と口にした。

 ここまで30本塁打、87打点でリーグ2冠。チームも直近は苦しい状況が続きながらも、優勝マジックは13にまで減ってきた。頼もしい大砲が歓喜の瞬間までブレずに自らの打席を積み重ねていく。 (木下 大一)

おすすめテーマ

野球の2024年09月10日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム