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中日 立浪監督ラストゲームは16度目零敗で3年連続最下位終戦…ファンに謝罪「志半ばで…」松木平号泣

2024年10月06日 16:15

野球

中日 立浪監督ラストゲームは16度目零敗で3年連続最下位終戦…ファンに謝罪「志半ばで…」松木平号泣
<中・D>退任する立浪監督はスタンドの声援に帽子をとって応える(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日0―2DeNA ( 2024年10月6日    バンテリンD )】 無念の今季16度目零敗で最下位終戦――。中日は今季限りでの退任を発表している立浪和義監督(55)のラストゲームとなる今季最終戦を勝利で飾ることができず、最下位で2024年シーズンを終えた。立浪監督は就任から3年連続最下位。新人監督としては、1970~72年の稲尾和久監督(西鉄)以来52年ぶり4人目となった。
 3年間指揮を執った立浪監督のラスト采配を見届けようと、本拠・バンテリンドームのスタンドは満員の観衆で埋め尽くされた。先発マウンドを任されたのは、育成からはい上がって来た4年目21歳右腕の松木平。3回までは1安打無失点と力投を見せていたが、0―0で迎え4回にDeNA打線につかまった。

 先頭の蝦名を右飛に打ち取った後、佐野に右前打を許すと、続く牧に死球。脇腹付近への一球に帽子を取って深々と謝罪した松木平は、宮崎を中飛に打ち取り2死までこぎつけたが、6番・京田に6球目の外角低めチェンジアップを中前にはじき返され、中堅・岡林がスライディングキャッチを試みるもグラブをはじき安打に。その間に2者の生還を許した。

 打線は初回に福永、石川と連続右前打を放つも得点できず。2回から6回までは相手先発右腕・大貫の前に5イニング連続で3者凡退と沈黙した。

 7回にようやく福永がこの日自身2本目となる安打を放つも得点には結びつかず。立浪政権最後の試合は、5安打で今季16度目の零敗と無念の結果に終わり、3年連続最下位が決まった。終了直後には、先発し6回95球2失点で今季4敗目(2勝)を喫した松木平がベンチで号泣する姿があった。

 ▼立浪監督(最終戦セレモニーあいさつ全文)

 今日も、最後の最後までたくさんの声援をいただきまして、ありがとうございます。今年1年間、このバンテリンドームはもちろんのこと、ビジターのグラウンドでもたくさん声援をいただきました。本当にありがとうございます!まあ、しかし…3年間、これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず、本当に皆さまには申し訳ない思いをさせてしまいすみませんでした。何とか、この3年間チームを強くしようとチームを改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中です。志半ばで退くというのは、非常に残念な思いと…悔しい思いと申し訳ない気持ちがありますが、ただ、後ろにいる選手たちは確実に力を付けてきた選手もいます。まだまだこれから伸びていかないといけない選手もいます。この選手たちが成長するためには、皆さんの応援が必要です。そして、まだまだ芽は小さいかもしれませんが、皆さんの力で花を咲かせ、実を付けてあげてください。近い将来、必ず強いドラゴンズ…そう信じています!これからも選手たちに来年以降も新体制になりますけども、応援して、力を与えてあげてください。そして横浜DeNAのファンの皆さん、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。クライマックス・シリーズ頑張ってきてください。負けたので多くは語れません。本当に3年間、ありがとうございました!

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