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中日・立浪和義監督が謝罪「結果を出すことができず、すみませんでした」「志半ばで退く…非常に残念」

2024年10月06日 16:31

野球

中日・立浪和義監督が謝罪「結果を出すことができず、すみませんでした」「志半ばで退く…非常に残念」
<中・D>3年連続最下位に終わり、ファンに謝罪し、頭を下げる立浪監督(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日―DeNA ( 2024年10月6日    バンテリンD )】 無念の今季16度目零敗で最下位終戦――。中日は今季限りでの退任を発表している立浪和義監督(55)のラストゲームとなる今季最終戦を勝利で飾ることができず、最下位で2024年シーズンを終えた。立浪監督は就任から3年連続最下位。新人監督としては、1970~72年の稲尾和久監督(西鉄)以来52年ぶり4人目となった。
 3年間指揮を執った立浪監督のラスト采配を見届けようと、本拠・バンテリンドームのスタンドは満員の観衆で埋め尽くされた。しかし、引き分け以上で5位を確定させる一戦で、悔しい今季75敗目。今季16度目の零敗にスタンドからは試合終了後、ため息がもれ、先発し6回95球2失点で今季4敗目(2勝)を喫した松木平はベンチで号泣した。

 本拠での今季最終戦。セレモニーで選手、スタッフとともにグラウンドに立った立浪監督は、帽子を取って深々と一礼した。

 最初に今季の戦いの足跡がバンテリンDの大型画面に映し出されると、立浪監督は穏やかな表情で、時には笑みを浮かべながら選手一人一人のプレーを見届けた。

 そしてマイクの前に立った指揮官は「今日も、最後の最後までたくさんの声援をいただきまして、ありがとうございます。今年1年間、このバンテリンドームはもちろんのこと、ビジターのグラウンドでもたくさんの声援をいただきました。本当にありがとうございます!まあ、しかし…3年間、これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず、本当に皆さまには申し訳ない思いをさせてしまいすみませんでした」とファンに謝罪した。

 そして「何とか、この3年間チームを強くしようとチームを改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中です。志半ばで退くというのは、非常に残念な思いと…悔しい思いと、申し訳ない気持ちがありますが、ただ、後ろにいる選手たちは確実に力を付けてきた選手もいます。まだまだこれから伸びていかないといけない選手もいます。この選手たちが成長するためには、皆さんの応援が必要です。そして、まだまだ芽は小さいかもしれませんが、皆さんの力で花を咲かせ、実を付けてあげてください。近い将来、必ず強いドラゴンズ…そう信じています!これからも選手たちに来年以降も新体制になりますけども、応援して、力を与えてあげてください」と時に言葉に力を込め、自身の素直な心情と、未来の選手とドラゴンズに期待を込めた熱いメッセージを送った。

 最後に「そして横浜DeNAのファンの皆さん、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。クライマックス・シリーズ(CS)頑張ってきてください」と最終戦の相手となり、3位でCSの戦いに向かうDeNA一同とファンにもあいさつ。「負けたので多くは語れません。本当に3年間、ありがとうございました!」と悔しさをにじませながらも、最後までファン、そして選手たちに語り掛けるように真っすぐ前を見つめて感謝の思いを口にした。

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