杉咲花&志尊淳 印象的なシーン告白 成島監督は「奇跡的な1カット」 52ヘルツのクジラたち

2024年03月07日 19:38

芸能

杉咲花&志尊淳 印象的なシーン告白 成島監督は「奇跡的な1カット」 52ヘルツのクジラたち
都内で主演映画の舞台あいさつを行った杉咲花 Photo By スポニチ
 女優の杉咲花(26)が7日、都内で主演映画「52ヘルツのクジラたち」(監督成島出)の大ヒット御礼舞台あいさつを行った。
 杉咲は「去年の夏の盛りの時期に撮影をして、あっという間に初日を迎えました。(公開から1週間が過ぎ)映画を見た方が感想を寄せてくださって、少しずつ届いているんだなということを身に染みてありがたく感じています」と感謝した。

 映画は2021年の「本屋大賞」に輝いた、町田そのこの同名小説が原作で、杉咲は家族に搾取され、傷ついた経験を持つ女性・三島貴瑚を演じた。劇中では虐待され声を発することができない少年との出会いを通じ、自分を助けてくれた人物との記憶が呼び覚まされる様子を描いている。

 イベントには、杉咲を救う岡田安吾を演じた志尊淳(29)と共に登壇。「互いの出演シーンで印象的だった場面」を問われた杉咲は「どのシーンもとても鮮明に私の中にある」と前置きをした上で「(演じた)貴瑚が母と別れた後に、安さんが運転する車の中から飛び出すシーン」と回想「全部吐き出していいんだよ。第二の人生始まったんだと言ってくれたシーンは、すごく覚えています」と思いを込めた。

 同シーンの撮影直前、緊張していたことを明かした杉咲は「志尊さんが手を握ってくださった」と感謝。撮影中は表情を見る余裕もなかったといい「完成した作品を見て、(志尊が)ぬくもりに満ちた表情をしていた。初号で見たときは胸がいっぱいになりました」と語った。

 同シーンについて志尊は「このままなくなっちゃうんじゃないかという、花ちゃんの姿を見た」と明かし、杉咲の背中に触れたシーンについては無意識だったことを告白。メガホンを取った成島監督は「奇跡的な1カットだった。安さんがそんな気持ちだったとは」と言い、作品にその様子を収められたことは「監督として最高のこと」と喜んだ。

 ネグレスト、ヤングケアラー、トランスジェンダーなど、さまざまな要素が盛り込まれた作品。成島監督は「映画が皆さんに届いてくれたという空気を感じて幸せに思っています。この映画が皆さんの中に、何かとして残ってくれたら」と呼びかけた。

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