「光る君へ」うたのおねえさん竹内夢が大河初出演「楽しみと不安」長徳の変キーパーソン“三の君”藤原光子

2024年05月12日 08:00

芸能

「光る君へ」うたのおねえさん竹内夢が大河初出演「楽しみと不安」長徳の変キーパーソン“三の君”藤原光子
「光る君へ」の藤原光子役で大河ドラマ初出演を果たす“うたのおねえさん”竹内夢(C)NHK Photo By 提供写真
 2018年からNHK Eテレ「おとうさんといっしょ」(月曜後4・10)のレギュラーを務める女優でタレントの竹内夢(24)が、12日に放送されるNHK「光る君へ」(日曜後8・00)第19話に登場。大河ドラマ初出演を果たす。政変「長徳の変」に絡むキーパーソン・藤原光子役を演じ、時代劇も初挑戦。「衣装や小物、撮影セット、どこを見渡しても細部までこだわり抜いた世界に、経験したことのないエネルギーを撮影現場から感じました」と感激している。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高由里子は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第19話は「放たれた矢」。藤原道長(柄本佑)が右大臣に任命され、公卿の頂点に上り詰めた。これを境に、先を越された藤原伊周(三浦翔平)との軋轢が高まっていく。一方、ききょう(ファーストサマーウイカ)の計らいにより、まひろ(吉高由里子)は内裏の登華殿を訪ねることに。藤原定子(高畑充希)との初対面に緊張していると、一条天皇(塩野瑛久)も現れる。ある夜、女に裏切られたと落ち込む伊周を、藤原隆家(竜星涼)は強引に女の家へ。これが大事件へと発展し…という展開。

 次回予告には、花山院(本郷奏多)の姿も。ドラマは、藤原伊周と藤原隆家が花山法皇を襲い「花山院闘乱事件」とも呼ばれる政変「長徳の変」(長徳2年、996年)へと向かう。

 竹内が演じるのは藤原斉信(金田哲)の異母妹にして、伊周の妾・藤原光子役。第17話(4月28日)で、伊周が「三の君」のところに行くと明かし、隆家が「光子様。それはまた、かりそめの女子(おなご)にしては、大物だなと」と返して、台詞に登場していた。

 光子は藤原為光(阪田マサノブ)の三女で「三の君」「寝殿の上」の名で知られる。花山法皇が藤原よし子(よし=りっしんべんに氏/井上咲楽)の妹「四の君」のもとに通っていたため「長徳の変」のきっかけとなる。

 竹内は舞台「美少女戦士セーラームーン」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」などで活躍。ウェブドラマ「死神さん2」(Hulu、22年)の経験はあるが、テレビドラマ出演は今回が初。「おとうさんといっしょ」では、番組の舞台・レオレオ駅の近く住むゆめ役。「おかあさんといっしょ」の“うたのおねえさん”に当たるポジションを務め、人気を博している。

 竹内は「今回が人生初めての大河ドラマ、そして時代劇の出演となりました。衣装や小物、撮影セット、どこを見渡しても細部までこだわり抜いた世界に、経験したことのないエネルギーを撮影現場から感じました」とコメント。「豪華キャストの皆さまが作り上げてきた『光る君へ』の世界に、果たして自分が溶け込めるのか、楽しみな気持ちを持ちつつも、それ以上にとても不安を感じていました」と明かしているが、その演技と存在感に期待が高まる。

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