花田優一 国技館訪れ、祖父、父に思い 「『力士にはなるな、違う世界の横綱になれ』と言われ…」
2024年05月12日 23:34
芸能
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「国技館に入った時の香り お茶屋さんにご挨拶に行くと感じることのできる愛 場所が始まった両国に吹くあの風ほど、日本人で良かったと思えるものはありません」と感慨深げ。
「『力士にはなるな、違う世界の横綱になれ』と言われ 相撲からなるべく遠い世界で頑張ろうと思い、靴職人を目指していたつもりでした。ある日、相撲のルールをよく考えてみました。相撲とは、円から出すか転ばせる、イコール足の裏が離れたら負けてしまうゲームです。だとすると靴は、足の裏と大地をつなげる唯一の物であり、僕は相撲から離れたつもりが、気付けば同じ本質に向き合うべき職業についているのだと気が付きました」と実は今の職業とのつながりを発見した様子だ。
「土俵で戦った父の血と汗で、僕の血と肉はあります。親として腹が立つこともあります でも愛しています、父親だからじゃなくて 僕が彼のことを好きだから」と父への思いを吐露。
「正座をして僕の目の前で戦う、父のお弟子さんを見ながら、靴職人として悩み苦しむ今日の自分なんて、悩んでいる暇はないのだと祖父がよく言った、『悩む暇があるなら四股を踏め』という言葉を痛感した瞬間でした」と祖父である初代・貴ノ花の言葉を思い返した。
「今ある現実は自分で切り開くしかない。全てを変えてみせる。文化伝統が職業であること、の素晴らしさを体現できる職人で居られるように、明日から頑張ります。相撲、大好きです。みんな見に行きましょう」と結んだ。