俳優・浅野和之 偶然がつないだ三谷幸喜氏との縁「俳優名鑑というのが…“あ”から見ていった」

2024年07月29日 18:30

芸能

俳優・浅野和之 偶然がつないだ三谷幸喜氏との縁「俳優名鑑というのが…“あ”から見ていった」
浅野和之 Photo By スポニチ
 俳優の浅野和之(70)が、28日放送のフジテレビ系「なりゆき街道旅」(日曜正午)に出演し、長い下積み時代から脱出するきっかけについて明かした。
 一昨年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、源頼朝討伐に燃える伊東祐親を熱演。序盤で存在感を示した。その他、TBS日曜劇場「半沢直樹」や「義母と娘のブルース」など人気作品に出演し、名バイプレーヤーとして活躍している。

 もともと演劇好きだが、俳優になるつもりはなかったという。「別にただずっと好きで、芝居のことを勉強するのが。別に役者になろうと思ったことがあったわけじゃなくて」。俳優になった後も、主戦場は舞台。生活も楽ではなく、「ずっとバイトしてましたね。40代の頭くらいまでやってました。バイトの数は減りましたけど、でもまだそんなに(生活は楽ではなかった)」と打ち明け、驚かせた。

 経験したアルバイトの一つに、東京・築地市場を挙げた。「僕は乾物(店)だったので、そんな大変じゃなかったんですけど。(給料を)取っ払いでその日にくれるでしょう?それが良かった。朝ご飯もチケットくれて。場内で食べさせてもらえる」。即払い、朝食付きのアルバイトで、生活を支えていたという。

 役者業が安定したのは、偶然がきっかけだった。「一番仕事として安定していったのは、三谷(幸喜)さんと出会ったってこと」。三谷氏の舞台に体調不良による降板者が出たため、白羽の矢が立ったのが浅野だった。「それでご縁ができてから、三谷さんに呼んでいただいたりしていたので、それで仕事が少しずつ増えて安定した」と明かした。

 その舞台は観客として「見に行くつもりだった」という。「“行きまーす”って言ったら、自分が出ちゃった」と回想。稽古期間も十分に取れなかったようだが、「何とかしました」と話した。

 その決まり方も、運が大きく左右したという。「『俳優年鑑』っていうのがあって、(キャスティング関係者が)“あ”から見ていったんですよ。“あさの”で。僕の前に、今僕の事務所にいる相島(一之)君というのがいて。相島君は三谷さんのところの(東京)サンシャインボーイズの方だったので、最初は相島君(が代役候補)だったんだけど…」。しかし、相島は他の仕事があったため出られず、お鉢が回ってきた。「次が僕だったらしくて。“あさの”で、“ちょっと電話してみようか?”となって」と、まさかの五十音順で決まったことを明かした。

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