イ・ヨンエ、絶えず挑戦する理由とは「結婚と出産を経験し人に対する理解の幅が広がった」
2024年09月15日 13:00
写真=「Harper's BAZAAR Korea」
女優イ・ヨンエが、自身の話を打ち明けた。
マガジン「Harper's BAZAAR」は最近、イ・ヨンエとグローバルファッションブランド「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」コレクションが共に撮影したカバーを公開。今回の撮影はイ・ヨンエと「ラルフ ローレン」コレクションの初コラボで目を引いた。グラビアのタイトルは「The Shadowy Stranger」。温かくもひんやりとした、優雅でありながらももの寂しい、温度差が共存するイ・ヨンエの多彩な表情をとらえた。彼女は代替不可能なアイコンらしく、眼差しや指先の表現一つによって圧倒的な存在感を発揮し、撮影現場のスタッフたちは歓声をあげたという。
撮影後に行われたインタビューでイ・ヨンエは、ドラマ「調査官ク・ギョンイ」と映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」、そして今年韓国で放送されたドラマ「マエストラ」まで、ますます挑戦的な作品を選択する理由について、出産と育児が影響を与えたと語った。彼女は「結婚と出産を経験しながら、新しいことに挑戦する自信がつきました。母になって新しい感情に出会い、女優としてより深まったというか、人に対する理解の幅が広がりました。そのためより多様なキャラクターに挑戦したくなるのだと思います」と語った。
イ・ヨンエはこれまで女優として自分自身を守ることができた秘訣については“距離を置いた”おかげだと答えた。彼女は「俳優は人に出会い、結局は人にアプローチしなければならない職業じゃないですか。一人の人物について研究し、他の人として生き、またそこから抜け出すためには、一人だけの時間を持ちながら自分自身を振り返り、考え、根を下ろしてその根を固める時間が必要です。私の場合は、その時間を一種の距離を置くことで満たしました。この職業は幼い頃から上手だ、きれいだという言葉を数え切れないほど言われます。『私が本当にきれいなの? 本当に上手なの?』と思いながらも、何でもない偽のニュースやとんでもないデマで人々が私を突き刺すと、私一人で大きく膨らませた風船が『ぽん!』と爆発してしまいます。この職業は、時には火のない煙突からも煙が出ます。他の人が私の煙突に来て火をおこして行くんです。このような世界で揺れないためには、内面の力を育てることができる自分だけの何かが必要です。誰かが私にここまで来られた根幹は何かと聞いたら、こう答えると思います。『それは距離を置いたおかげです』と」と明かした。