人気ロックバンドがライブ中痴漢被害防止へ声明「意志示すことが抑止に」 毅然態度に称賛の声

2024年09月15日 16:54

芸能

人気ロックバンドがライブ中痴漢被害防止へ声明「意志示すことが抑止に」 毅然態度に称賛の声
打首獄門同好会公式X(@uchikubigokumon)から
 人気ロックバンド「打首獄門同好会」が15日までに公式X(旧ツイッター)を更新。ライブ中の痴漢被害防止について対策を発信した。
 今年1月「もしライブ中に痴漢にあったら」と投稿していたが、「再びあげておきます。まず、あらためて念押しの繰り返しですが『曲を止めてしまう』とか『迷惑をかけてしまう』とかそういう事を躊躇わなくて良いです。助けを求めてください。突然犯罪行為に巻き込まれたあなたを助ける方が優先です。至極当然の話です」ときっぱり。

 「で、助けを求めるにあたり、大きな音の中では声が通りづらいので『スマホを掲げてみて』という提案をしています。よければ頭の片隅程度に覚えておいてください」とSOSの出し方を提案した。

 「撮影禁止のライブでは頭より上にスマホの画面が見えると『ん?撮影してる?』とスタッフのみならず周囲の目も引きます。スタッフは業務上『撮影だったら止める』責務があるので、駆けつけるはずです。ライブハウスの客席は曲の最中は大概薄暗くなっているので、スマホの画面は目立ちます。なんならライトもあわせて付けたらさらに目立つでしょう。まずは周囲の目を引いてください。助けを求めやすい状況を作ってください」と呼びかけた。

 「ヤバTのこやまくんが「SOS」画面を作ってくれました」と人気3人組バンド「ヤバイTシャツ屋さん」のボーカル・こやまたくやが作成したSOS画面を紹介。

 「いざという時にこれをすぐ出せるようにしてもらえれば、より迅速に意図を伝えやすくなるでしょう。ただ、不意の出来事で咄嗟に画面データを探すのが難しい場合は、そこは焦らないでください。何の画面でもとりあえず上げるだけで効果はあるのではと思います。ただ難点は、撮影可のライブだと効果がないこと。屋外の日中のライブでは、屋内に比べて目立たないこと。このあたりクリアできるより良いアイディアないかな~というのは課題です。考えていきます」とした。

 「そして、しっかりと対応していく意志を示すことが抑止力に繋がると考えています。毅然と向き合い、意向を表明しているバンド・アーティストを敬意をもって支持します。今後も変わらぬスタンスでまいります」と記載。

 別の投稿では「なんかこういう話をする度に『打首のライブでなんかあったのか』と解釈しちゃう人がいるんですがそうじゃないので誤解なきようお願いします 災害対策と同じです 何か起こる前に備えておくための話です まあ実際、これだけ捕まえる意欲剥き出しのバンドでやってきたらたいしたものです 出たら徹底的に追い込みます」と警告した。

 ライブ中の痴漢被害をめぐっては、今年5月にロックバンド「GEZAN」と「BRAHMAN」が怒りの声を上げたほか、今月にはロックバンド「ELLEGARDEN(エルレガーデン)」のボーカル・細美武士が自身のブログで、ライブ中にファンが痴漢被害に遭ったことを明かして謝罪するとともに長文で思いを記載した。また、ロックバンド「L'Arc~en~Ciel」のHYDEは8月に自身のXで、他の観客から暴力行為を受けたと報告するユーザーの投稿に触れ「来なくて良いよそんなヤツ」と怒りをにじませるなど、公演中の迷惑行為についてアーティスト側から声明を出すケースが増えている。

 フォロワーからは「コレを発信してくれる安心感と強さ、流石だ…」「演者側の発信が最高すぎる」「アーチスト自ら提案してくださるのは心強いです。痴漢への威嚇にもなるし」「こうして意見を発してくださること、とてもありがたい」「かっけぇですわ…」などと称賛の声が相次いだ。

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