【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第38話 伊周、崩壊――。 戦慄の笑顔で直接呪詛、断末魔の叫び…

2024年10月13日 18:55

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第38話 伊周、崩壊――。 戦慄の笑顔で直接呪詛、断末魔の叫び…
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第38話 伊周、崩壊――。 戦慄の笑顔で直接呪詛、断末魔の叫び… Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は13日、第39話が放送される。前回の第38話では、正気を失い恐ろしい笑顔も…。ついに、伊周、崩壊――。
 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第38話は「まぶしき闇」。ききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ね“光る君の物語”への思いを打ち明ける。まひろは物語の次の構想を練り始めるが、藤原道長(柄本佑)から新たな提案をされる。一方、中宮・藤原彰子(見上愛)と親王への呪詛の形跡が見つかり、藤原伊周(三浦翔平)の関与が明らかになる。一条天皇は道長に相談して処分を検討し…という展開だった。

 「八剣や 花の刃のこの剣 向かう道長をなぎ払うなり」――。ここまでも怪演が光り話題にもなっていた伊周が、ついに“壊れた”。

 円能という僧が捕らえられ、呪詛の依頼者は伊周の縁者だと証言。伊周は参内停止となった。

 同年6月、彰子の懐妊が明らかに。2度目の出産を控え、土御門殿に下がった。

 この頃、内裏の藤壺でボヤが起き、敦康親王(渡邉櫂)は脩子内親王(井上明香里)とともに一時的に伊周の屋敷に移った。伊周は咳込むなど、ひどくやつれている。

 敦康親王は「近頃、左大臣は私のことを邪魔にしている。中宮様に皇子が生まれたゆえ、致し方ないが」。伊周の長男・藤原道雅(福崎那由他)は「藤壺の火事とて、誰の仕業か分かりませぬな」と口にした。

 伊周は土御門殿に道長を訪ねる。

 伊周「敦康様を、帝から引き離し申し上げるのは、やめていただきたい。先例から考えても次の東宮は、帝の第一の皇子、敦康親王様であるべきです。それを、帝もお望みのはずにございます。どうか、帝のご意思を、踏みにじらないでくださいませ」

 道長「帝の思し召しで参内を許されたにもかかわらず、なぜ内裏に参らなかった」

 伊周は「おまえの…せいだ。何もかも、おまえのせいだ!」と絶叫し、鬼の形相。道長は立ち上がり「今後おまえが政に関わることはない。下がって養生いたせ」と告げた。

 「八剣や 花の刃のこの剣 向かう道長をなぎ払うなり」――。呪符が舞う。伊周は正気を失い、時に笑いながら呪詛を繰り返した。家司に取り押さえられ、去っていく伊周を、通り掛かったまひろが目撃。見つめ合う2人は何を思うのか…。

 さらに深く闇堕ちした伊周を石井さんが描く。

 第39話は「とだえぬ絆」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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