上野四段、藤井超えなるか!?デビュー1年余りで2つめの棋戦優勝へ王手 加古川青流戦3番勝負先勝
2024年10月13日 18:34
芸能
「指し直し局は粘り強く戦えた。途中形勢を損ねた辺りは課題です」。勝っても反省を忘れなかった上野に対し、岡部は「指し直し局は良くなったと思ったところもあった。最後にいい手を指せなかったのが残念」と淡々と語った。
上野は昨年10月、プロとなる四段に昇段し、同月31日の新人王戦で棋戦優勝した。そして今回王手をかけた加古川青流戦も制すると、デビュー1年余りで2回目の棋戦優勝となる。藤井聡太王将(22)=7冠=も果たせなかったスピード記録で、その行方が注目を集めそうだ。
藤井は16年10月、四段昇段してプロデビュー。デビュー以来29連勝の新記録を樹立した後、18年2月の朝日杯で棋戦初優勝した。その後2つ目は同年10月の新人王で、デビューから2年余りが経過していた。中学2年生、14歳2カ月での史上最年少デビューとでは、スタート時点での年齢に違いはあるが、それでも上野の躍進が色あせるものではない。
第2局へ向け、上野は「3番勝負なので2勝しないと。気を引き締めて頑張りたい」。岡部は「カド番だけど第3局へつなげられるように、いい将棋にできれば」と連勝を期した。