藤井竜王 第2局は矢倉右王 佐々木八段は封じ手時刻からなお8分考慮 持ち時間で佐々木が1時間多く残す
2024年10月19日 19:06
芸能
戦型選択でも、佐々木が変化球を投じた。戦型は先手・佐々木の矢倉右王へ進んだ。
歩を2度進め、突き越した1筋の広さを生かす決断だった。「王飛接近すべからず」は習いのある格言だが、佐々木は昨年10月の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ・近藤誠也七段戦で経験済み。ただ、当時は佐々木が逆の後手。結果、敗れたことで気づいた利点があったのだろうか。
藤井との過去7戦は角換わり5局、相掛かり2局の内訳。藤井が117手で勝利した、前回対戦の10月5、6日の第1局まで4局連続角換わりだった。繰り出した秘策の成否は2日目の20日に判明する。
1日目の消費時間は持ち時間8時間から佐々木が3時間17分、藤井は4時間17分。対局は20日午前9時、再開される。