スノボ飛田流輝 W杯3季ぶり表彰台に「自分の滑りができた」スイスから帰国

2022年10月24日 11:56

スノーボード

スノボ飛田流輝 W杯3季ぶり表彰台に「自分の滑りができた」スイスから帰国
W杯から帰国し、大会で着用したゼッケンを手に笑顔の飛田流輝 Photo By スポニチ
 スノーボードW杯ビッグエア開幕戦(スイス・クール)で2位に入った飛田流輝(23=ウィルレイズ)が24日、成田空港着のスイス航空便で帰国した。W杯での表彰台は3シーズンぶりで、ビッグエア(BA)では初めて。「絶対に優勝すると気合が入っていた。優勝は逃したが予選、決勝ともに自分の滑りができた」と振り返った。
 決勝では1本目に横4回転半するバックサイド1620に挑むも着地に転倒。以前なら失敗を引きずり負の連鎖を断ち切れなかったが、3本とも転倒して29位に終わった2月の北京五輪後からメンタルを強化。気持ちを切り替えて臨んだ2本目に同じ技を成功させて86・75点を叩き出し、「自信があった。着地面がボコボコしていていたが、(9、10月の)ニュージーランド合宿でも練習していた」と成果を披露した。

 昨季までは全日本スキー連盟の強化指定を受けていたが今季は外れ、今大会も自費での遠征だった。男子で優勝した大塚健、女子で優勝した岩渕麗楽ら強化選手がスイスに残って雪上練習を継続する一方、飛田は費用面の問題から帰国し、12月の第2戦(カナダ・エドモントン)までは国内で調整する予定。そんな逆境を跳ね返しての表彰台に、「(競技を)撮影してくれる人が1人しかいなくて困ったが、逆に自由に動けて自分のリズムをつかめた」とあっけらかんと語った。

 男子は北京五輪のメダリストが不在の大会となり、第2戦以降は競技レベルも格段に上がる可能性がある。それでも今大会で自信を付けた飛田は「全試合で表彰台に乗り、今シーズンこそW杯で優勝したい。あと一歩をどうつめるか」とさらなる進化を誓った。

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