三浦「最大限の演技」でGP初の2位表彰台 マリニンの4回転半にも動じず SP、フリー、合計で自己新

2022年10月24日 04:20

フィギュアスケート

三浦「最大限の演技」でGP初の2位表彰台 マリニンの4回転半にも動じず SP、フリー、合計で自己新
演技をフィニッシュする三浦(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ第2日 ( 2022年10月23日    米マサチューセッツ州ノーウッド )】 男子はショートプログラム(SP)首位の17歳、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)がフリー2位の178・23点をマークし、合計273・19点で準優勝を飾った。SP4位のイリア・マリニン(17=米国)が4回転半を決め、フリートップの194・29点、合計280・37点で逆転優勝。女子SPは坂本花織(22=シスメックス)が71・72点で首位に立ち、アイスダンスの村元哉中(29)高橋大輔(36)組(関大KFSC)はリズムダンス5位だった。
) 自らの演技に徹し、GP初の表彰台にたどり着いた。最終滑走の三浦は、演技前に4回転半を決めるマリニンの好演を見た。「あっ4回転アクセルか」と他人として切り離すことで「支障はなかった」と振り返る。冒頭のループこそ転倒したが、トーループ2本とサルコーの4回転に成功。前日のSPに続き、フリー、合計の全てで自己ベストを更新し「自分のできる最大限の演技」とうなずいた。

 今季シニアに本格参戦した17歳。フリーの演技時間はジュニアよりも30秒長いが、曲を流して跳ぶ練習を繰り返して体力がついたという。確かな自信を胸に、第2戦スケートカナダへ向かう。「良い経験をした。次に生かしたい」。伸び盛りのスケーターが最高のスタートを切った。

 ≪4回転半も成功マリニンが初優勝≫高難度技を次々と決めたマリニンが、GP初優勝を飾った。リンクに乗った瞬間に「迷いがなくなった」といい、冒頭の4回転半を成功。9月に世界初成功した最難関ジャンプで出来栄え評価(GOE)で4・11点の加点を引き出した。さらにルッツ、サルコー、トーループ含め4種を決め、フリー、合計とも自己ベストを更新。演技後はガッツポーズだったが、「練習をして修正するいい機会」と1カ月後の第6戦に頭を切り替えた。

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