坂本花織が海外GP初V 五輪シーズン終えても「辞めるとか休養する選択肢は全くなかった」

2022年10月24日 07:00

フィギュアスケート

坂本花織が海外GP初V 五輪シーズン終えても「辞めるとか休養する選択肢は全くなかった」
<スケートアメリカ女子フリー>他を圧倒する演技で優勝の坂本花織は日の丸を翻す(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートGPシリーズ・スケートアメリカ最終日 ( 2022年10月23日    ノーウッド )】 女子フリーが行われ、北京五輪銅メダル、22年世界選手権優勝でSP首位の坂本花織(シスメックス)は今季自己ベストとなる145・89点をマークし、合計217・61点で優勝した。GPシリーズを制するのは、昨年11月のNHK杯以来。海外開催に限れば、これが初めてとなった。
 今季から使用する「Elastic Heart」に乗って、冒頭のダブルアクセル(2回転半)を決めると、SPでミスが出たフリップ―トーループの連続3回転も成功させる。終盤に予定していた3連続ジャンプでダブルアクセルの着氷が乱れて2連続となったが、それ以外は大きなミスなく演技を終えた。

 「スケートアメリカ(に出場するの)は5回目で、初めて金メダルを獲れて凄くうれしい気持ちでいっぱい。今日はSPの分も…というのがあって、3―3(の連続ジャンプ)をとにかく決めたい気持ちだったので、できて良かった」

 昨季は北京五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権では初優勝を飾った。飛躍のシーズンを終えた中、今季を迎えるにあたってのモチベーションなどを問われると、少し考えてから語り始めた。

 「五輪シーズンが終わって一区切りがついたけど、北京五輪が始まる前から、まだまだ続けることを決めていた。五輪が終わった時点で“続ける”と決めたわけじゃなくて、まだまだスケートを続けていたい気持ちが残っていたので。辞めるとか休養する選択肢は全くなくて、今までどおり競技に出続けようという気持ちでした」

 今大会の結果で12月に予定されているGPファイナル(トリノ)出場に前進。第5戦NHK杯(11月18~20日)にもエントリーしている。

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