北口榛花 目指すは「学校にあるガイコツ」 姿勢矯正でメダル獲得&五輪内定だ

2023年08月08日 05:20

陸上

北口榛花 目指すは「学校にあるガイコツ」 姿勢矯正でメダル獲得&五輪内定だ
北口榛花 Photo By スポニチ
 陸上世界選手権(19日開幕、ハンガリー・ブダペスト)に出場する女子やり投げ日本記録保持者で前回銅メダルの北口榛花(25=JAL)が7日、オンラインで取材に応じた。最高峰のダイヤモンドリーグ今季2勝で世界ランキングトップに躍り出た好調の要因を語り、2大会連続メダル、自身が持つ日本記録67メートル04のさらなる更新へ自信を見せた。
 北口は、最高の状態で世界舞台を迎える。チェコを拠点に最高峰のダイヤモンドリーグ今季2勝で、自身の日本記録も4年ぶりに更新。世界ランキングでは堂々のトップに立ち、優勝候補筆頭だ。「自分の投てきができるように準備したい。メダルを持ち帰ることが目標」と意気込んだ。

 6月の日本選手権では60メートルにすら届かず準優勝で号泣。その後はチェコ人のセケラク・コーチと姿勢の矯正に着手した。ウエートトレーニングを7割ほどに抑え、トレーナーによるマッサージで硬くなった筋肉をほぐした。「解剖学的立位肢位」という理論に基づき「学校にあるようなガイコツ(標本の姿勢)を目指してます」と表現。「人間として立っていたいポジション」に姿勢が整い、記録安定につながった。

 既に24年パリ五輪参加標準記録を突破しており、メダル獲得で五輪に一発内定となる。68メートルを投げる感触もつかみ、大舞台での日本新記録も「1メートルちょっとなら更新できるかな」と自信を見せる。チェコでの生活では「テレビ何か見たいけど何も見たいものがない…」と明かし、ライバルたちの動画研究も進み、イメトレもばっちり。「自分の動きをしっかりできれば勝負できる」。2大会連続メダルへ、準備は進んでいる。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年08月08日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム