日大アメフト部の薬物事件 林真理子理事長「隠蔽と言われるのは遺憾」「精査しなければ捜査に影響」

2023年08月08日 15:41

アメフト

日大アメフト部の薬物事件 林真理子理事長「隠蔽と言われるのは遺憾」「精査しなければ捜査に影響」
<日大アメリカンフットボール部に関する記者会見>会見で頭を下げる(左から)日大・林理事長、酒井学長、澤田副学長(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 日大は8日、アメリカンフットボール部の違法薬物事件に関し、林真理子理事長、酒井健夫学長が都内で会見を行った。
 アメフト部の3年生部員が5日に覚醒剤と大麻を所持していた疑いで逮捕された。同部は同日から無期限活動停止処分となっている。大学側は7月6日に同部の寮で植物片や錠剤を発見したが、警視庁に届け出たのは同18日で、12日間の空白期間があった。

 空白期間や会見までに時間を要したことで隠蔽ではないかという質問には、林理事長は「隠蔽と言われるのは遺憾。間に土日をはさんでいた。情報もきちんと把握していなかった。隠蔽という言葉がどこから出てくるのか分からない。警察と協議していることで、こちらからお伝えできないこともあるが、私どもの方はどれとどれをしゃべることができるか、きちんと精査しなければ捜査に影響が出てしまう。きちんとご理解いただきたい。隠蔽という言葉を使うのは遺憾」と話した。

 日大アメフト部は18年に悪質タックルが社会問題に。21年には田中英寿元理事長の脱税事件など、不祥事が相次いだ。21年12月に田中元理事長が辞任し、22年7月に初の女性理事長として林氏が就任。「新しい日大をつくる」というモットーを掲げ、組織改革を目指していた。

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