アーチェリー古川高晴「歴史に名を残せてうれしい」夏季最多タイ6度目五輪に内定 羽田空港に凱旋帰国

2023年08月08日 12:17

アーチェリー

アーチェリー古川高晴「歴史に名を残せてうれしい」夏季最多タイ6度目五輪に内定 羽田空港に凱旋帰国
羽田空港に帰国した(左から)野田紗月、古川高晴、中西絢哉、斉藤史弥 Photo By スポニチ
 アーチェリー世界選手権(ベルリン)の男子リカーブ団体で銅メダルを獲得し、来年のパリ五輪出場権を獲得するとともに代表に内定した古川高晴(38=近大職)、斉藤史弥(18=日体大)、中西絢哉(24=シーアール物流)が8日、羽田空港に凱旋帰国。パリ五輪が夏季五輪の日本選手最多タイとなる6大会連続出場になる古川は「6大会連続出場が決まったが、目指すものはその先にある。1年間準備をしたい。(6度目の五輪は)歴史に名を残せてうれしい」と喜びをかみ締めた。
 04年アテネ五輪から連続出場中の古川は、12年ロンドン大会の個人で銀メダル、21年東京大会では個人と団体で銅メダルを獲得。日本アーチェリー界の“生けるレジェンド”となっている。そんなレジェンドがまだ獲得していなのが五輪金メダル。「ミックスでまだメダルが獲れていないこと、残す色が一つあること。五輪に対する思いはそれだけ」と目標を口にした。

 14歳下の中西、20歳下の斉藤とは、今年4月の代表選考会の結果を経てチームを結成。まだ日が浅く、出場した大会も少ないだけに、「まだ(お互いに)緊張感があることが強み。斉藤選手は正直、まだうまくつかめない」と話して苦笑い。それでも「2人とどうやったら一緒に強い方向に走って行けるかを考えてやっていきたい」と1年掛けてチーム力を高めていく考えを示した。

 初出場となる中西も「(五輪では)銅メダル以上の色を獲りたい」、斉藤は「思い切ったプレーができるように、これからの練習を大事にしたい」と抱負。古川からは「最初の五輪で後悔している点が、出るだけで満足してしまったこと」とアドバイスを受け、中西は「枠を取れて安心している一面があるが、メダルを目標に頑張りたい」と気を引き締めた。

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