日大アメフト部薬物事件“空白の12日”のなぜ 学長「不審物を発見した時点では違法薬物の確証がなく…」

2023年08月08日 15:18

アメフト

日大アメフト部薬物事件“空白の12日”のなぜ 学長「不審物を発見した時点では違法薬物の確証がなく…」
<日大アメリカンフットボール部に関する記者会見>会見で頭を下げる(左から)日大・林理事長、酒井学長、澤田副学長(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 日大は8日、アメリカンフットボール部の違法薬物事件に関し、林真理子理事長、酒井健夫学長が都内で会見を行った。
 アメフト部の3年生部員が5日に覚醒剤と大麻を所持していた疑いで逮捕された。同部は同日から無期限活動停止処分となっている。大学側は7月6日に同部の寮で植物片や錠剤を発見したが、警視庁に届け出たのは同18日で、12日間の空白期間があった。

 このことについて、酒井学長は「相談するまで12日間が経過しているが、不審物を発見した時点では違法な薬物の確証がなく、ヒアリング調査を進めてからまとめて警察に相談しようと考えた。どうかご理解をいただきたい」と説明した。

 林理事長は植物片などが見つかっていたことが明るみに出た今月2日、報道陣の前で「違法な薬物が見つかったとかは一切、ございません。何か分かりましたら速やかに、何の隠し立てもせずお話しいたします」と話していたことに関しては「言葉足らずで唐突であったと反省している」と話した。

 日大アメフト部は18年に悪質タックルが社会問題に。21年には田中英寿元理事長の脱税事件など、不祥事が相次いだ。21年12月に田中元理事長が辞任し、22年7月に初の女性理事長として林氏が就任。「新しい日大をつくる」というモットーを掲げ、組織改革を目指していた。

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