【奥州巡業】琴ノ若が母校・埼玉栄のインターハイ優勝に「激アツでしたね」劇的V決めた思い出も披露

2023年08月08日 20:31

相撲

【奥州巡業】琴ノ若が母校・埼玉栄のインターハイ優勝に「激アツでしたね」劇的V決めた思い出も披露
幕内の申し合い稽古に参加した琴ノ若(左)と王鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏巡業が8日、岩手県の奥州市総合体育館で行われた。
 秋場所での新関脇が有力視されている小結・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)が申し合い稽古に参加し、ぶつかりでは埼玉栄高の2年後輩にあたる幕内・王鵬(23=大嶽部屋)と互いに胸を出し合った。

 今月4日~6日に北海道北斗市で開催された全国高校総体(インターハイ)相撲競技では、母校の埼玉栄が5年ぶり11度目の優勝。「見ました。激アツでしたね」と誇らしげに笑った。団体決勝トーナメントが行われた6日は仙台巡業中。決勝戦が始まった13時50分頃はちょうど土俵入り前の待ち時間で「ギリギリ間に合ったので支度部屋で見れてよかった」と後輩たちの勇姿を見届けた。名古屋場所の番付では幕内42人中11人が埼玉栄高出身。巡業に同行している幕下力士らも含め大勢のOBたちが、その日は母校の優勝に盛り上がったという。

 15年のインターハイで、当時3年生だった琴ノ若は団体優勝の立役者となった。決勝の相手は優勝候補筆頭の金沢市立工業。2―2の大将戦で当時の高校横綱・城山聖羅をうっちゃりで破った。「めっちゃ気持ち良かった。こんな筋書きのドラマはないだろう」。高校相撲の歴史に残る、8年前の劇的な優勝を振り返った。

 今年の埼玉栄勢は個人戦では一人も16強まで勝ち進めず。8年前も、琴ノ若ら個人戦出場者は一人も8強まで残れなかった。絶対的エースがいない中での優勝はその時と似ている。「5点取るのも大事だけど、全員で団結して3点取りに行くという気持ちが一番強かった」。自身の経験と重ね、高校生活最大の目標を達成した後輩たちを称えた。

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