西郷真央 暑さに負けず逆転メジャー初Vへ1差2位 最難関17番でバーディー「ショットも凄く良かった」

2023年09月10日 04:30

ゴルフ

西郷真央 暑さに負けず逆転メジャー初Vへ1差2位 最難関17番でバーディー「ショットも凄く良かった」
6番、ティーショットを放つ西郷(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日 ( 2023年9月9日    長崎県 パサージュ琴海アイランドGC=6755ヤード、パー72 )】 女子ゴルフツアーの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は9日、3日目が行われ、ツアー通算5勝の西郷真央(21=島津製作所)が6バーディー、5ボギーの71にまとめ、通算9アンダーで1打差2位の好位置をキープした。21年に単独トップから出た最終日に逆転され、2位と惜敗した舞台。今度は逆転し、メジャー初タイトルをつかみ取る。71で回った小祝さくら(25=ニトリ)が通算10アンダーで単独首位を堅持した。
 気力を振り絞り、西郷は最難関17番パー3に立ち向かった。池越えの上にピン位置は右手前。7Iで軽いフェードの軌道で放たれた第1打はピン手前1・5メートルに寄った。13番から3連続ボギーを叩いていただけに、大きなバーディーになった。

 「ショットも凄く良かった。スコアが伸びにくい環境の中で、しっかりバーディーチャンスは取れていたのでそこは評価したい」

 この日は快晴で最高気温は31度に達し、風もほとんど吹かないコンディション。実は西郷は後半、熱中症のような症状と闘いながらのプレーしていた。「水分はずっと取っていたんですけど、直射日光で頭が痛くなって…。最後は結構しんどかった」。時間がたつにつれてグリーンは硬く締まり、難易度は増す。上位6人が回るラスト2組の中で、17番のバーディーは西郷だけ。同組で回った小祝の「バーディー取る人いるんだって思った」の言葉が、渾身(こんしん)の一打の重みを物語る。

 2年前の同大会では最終日を単独首位で迎えながら、仲の良い先輩・稲見萌寧に逆転されて2位に終わった。「その時は萌寧ちゃんの凄くいいプレーを見せてもらって、自分の中で良い経験になっている。過去にとらわれすぎずに頑張りたい」。昨季は開幕戦から10戦で5勝を挙げたが、それ以降は勝利から遠ざかっている。米ツアー挑戦を明言している21歳。約1年4カ月ぶりの6勝目が、3年シードが付与されるメジャーの初タイトルとなれば最高だ。

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