【ラグビーW杯】日本代表の姫野主将が出場回避 サウマキが4番、コーネルセンが8番先発に変更

2023年09月10日 16:51

ラグビー

【ラグビーW杯】日本代表の姫野主将が出場回避 サウマキが4番、コーネルセンが8番先発に変更
<日本代表練習>全体練習から離れて1人で走る姫野(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯1次リーグD組   日本―チリ ( 2023年9月10日    トゥールーズ )】 大会初戦に臨む日本代表は、左ふくらはぎに故障を抱えるNo・8姫野和樹主将(トヨタ)をメンバーから外し、ロックのサウマキ・アマナキ(神戸)を4番で先発、4番で先発予定だったジャック・コーネルセン(埼玉)を8番に変更すると発表した。
 姫野は登録メンバー発表が行われた8日、会場練習が行われた前日9日と報道陣に公開された全体練習冒頭に加わらず。9日には左脚全体にテーピングを施した状態でグラウンドに現れ、その後の記者会見でアタック担当のトニー・ブラウン・コーチが「ふくらはぎに問題がある。明日には状況が分かると思う」と語っていたが、大事を取って欠場することになった。

 日本代表にとっては試合前に逆境といえる状況となったが、実は直前のメンバー変更を、過去の大会でも乗り越えてきた歴史がある。15年大会初戦の南アフリカ戦では、当初先発予定だったCTBクレイグ・ウィングに代わり、リザーブ登録だった立川理道が先発に昇格。立川は果敢に相手バックスラインに体を当て続け、世紀の番狂わせに貢献した。

 前回大会でも2戦目のアイルランド戦の開始直前に、FBウィリアム・トゥポウの欠場が決まり、山中亮平が先発昇格、当初はベンチ外だったWTB福岡堅樹がリザーブ入り。ケガから復帰明けだった福岡は後半途中から出場すると、逆転トライを決める活躍を見せ、「静岡ショック」と言われた金星に貢献した。

 サウマキはトンガ出身の26歳。キヤノン(現横浜)から22年に神戸に移籍し、ロックやフランカーでプレーする。代表通算キャップは8月26日のイタリア戦で獲得した1のみ。初のW杯代表に滑り込んだ男が、日本を勝利に導くか。

 ▽日本代表登録メンバー
 1 稲垣 啓太(埼玉)
 2 坂手 淳史(埼玉)
 3 具 智元(神戸)
 4 サウマキ・アマナキ(神戸)
 5 アマト・ファカタヴァ(BR東京)
 6 リーチ・マイケル(BL東京)
 7 下川 甲嗣(東京SG)
 8 ジャック・コーネルセン(埼玉)
 9 流 大(東京SG)
 10 松田 力也(埼玉)
 11 ジョネ・ナイカブラ(BL東京)
 12 中村 亮土(東京SG)
 13 ディラン・ライリー(埼玉)
 14 松島 幸太朗(東京SG)
 15 セミシ・マシレワ(花園)
 16 堀江 翔太(埼玉)
 17 クレイグ・ミラー(埼玉)
 18 ヴァル・アサエリ愛(埼玉)
 19 ワーナー・ディアンズ(BL東京)
 20 福井 翔大(埼玉)
 21 斎藤 直人(東京SG)
 22 長田 智希(埼玉)
 23 レメキ・ロマノラヴァ(東葛)

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