【世界相撲・アジア選手権】男子4階級&団体戦完全制覇 3度目Vの三輪隼斗「みんな強くて心強い」

2023年10月08日 06:12

相撲

【世界相撲・アジア選手権】男子4階級&団体戦完全制覇 3度目Vの三輪隼斗「みんな強くて心強い」
アジア選手権で団体優勝した男子日本チーム。(後列左から)先鋒・草野直哉、大将・五島雅治、中堅・松園大成、(前列左から)軽量級の奥知久、軽重量級の三輪隼斗、中量級の龍山和彦(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 「2023世界相撲選手権大会」が7日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で開幕した。大会第1日はアジア選手権からスタート。日本、モンゴル、台湾、香港、タイ、キルギス、イラン、インドの計8つの国や地域が参加して行われた。個人戦の男女それぞれ4階級と団体戦の男女ともに、全階級で日本勢が優勝を果たした。
 5人の総当たり戦で争われた男子軽重量級(115キロ未満)は、三輪隼斗(28=ソディック)が全勝で優勝。下からの押しや前ミツを引いての速攻が光り、圧倒的な強さで全4試合相手を全く寄せ付けなかった。日体大4年だった16年には中量級(115キロ未満)で世界一に輝いたこともある実力者。16年、18年に続いて自身3度目のアジア制覇となった。

 全勝同士の最終戦で対戦したのは、バーサンドルジ・バドラル(30=モンゴル)。18年の115キロ未満級、19年の100キロ未満級で優勝している世界王者を破った。「この階級一番キツいんじゃないかと思っていたけど、勝てたのでよかったなと思います」。開会式で選手宣誓も務めた日本選手団の主将が、力を示した。

 三輪は、あす8日に行われる世界選手権にも軽重量級で出場し、団体戦には交代選手として控える。「みんな強くて心強い。もし“行け”と言われたらしっかり貢献できるように頑張りたい」と18年以来の団体世界一奪還を見据えた。

 男子軽量級(85キロ未満)の奥知久(日体大3年)、中量級(115キロ未満)の龍山和彦(29=鹿児島・瀬戸内町役場)、重量級(115キロ以上)の草野直哉(日大4年)はそれぞれ初出場で初優勝を飾った。
 6チームのトーナメントで争われた団体戦。日本チームは先鋒・草野直哉、中堅・松園大成(25=長崎県教員)、大将・五島雅治(拓大3年)の布陣で、1回戦から決勝まで3試合とも3―0の無失点で完全優勝を果たした。

 また、東京・足立新田高3年の西崎和沙飛と小岩三中3年の西崎想馬の兄弟がタイ代表で出場。3人制の団体戦に2人で臨んだ。1回戦で香港を破ったが、続く準決勝でキルギスに敗れ、3位決定戦ではモンゴルに敗れた。

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