【ラグビーW杯】松島を11年からサポート　Ash吉原直樹会長が大一番前にエール「レッツトライ！」

2023年10月08日 04:37

ラグビー

【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組日本―アルゼンチン（ 2023年10月8日日本―アルゼンチン）】日本代表は8日、1次リーグ最終戦としてアルゼンチン戦に臨む。勝てば2大会連続8強入りが決まる一戦で、WTB松島幸太朗（東京SG）は今大会初トライを狙う。松島とスポンサー契約している美容サロン「アルテ・サロン・ホールディングス（Ash）」の吉原直樹会長は7日までに取材に応じ、大一番を前に快足ウイングへエールを送った。

　吉原会長がサポートを始めたのは11年、松島が高校を卒業して南アフリカのシャークス育成機関で武者修行をスタートさせた時から。吉原会長の息子と松島が桐蔭学園高の同級生だったという縁もあり「挑戦する人が大好き。応援してあげたい！」という熱い思いで活動支援をスタートし、海を渡る18歳の背中を押した。以降、トップリーグ、フランス1部リーグ、リーグワンと戦いの場を移しても、支援は途切れることなく12年間も続いている。

　松島はW杯に3大会連続出場し日本代表通算50キャップ超を誇るまでに成長。高卒海外で積んだ鍛錬を「若い時の経験は、のちのち生きる。若いうちに行けるのは、いいことだと思う」と血肉となっている。

　松島は吉原会長に感謝の思いを伝えるため、毎シーズンオフにはAsh本社がある横浜市まで足を運ぶ。社内には松島がプレゼントしたサイン入りジャージーや写真、記念品などが並び、松島のこれまでの歩みを感じることができる。

　吉原会長は19年大会を現地で観戦し、今大会は国内からテレビ越しに熱視線を送っている。アルゼンチン戦で期待するのはもちろん、今大会初トライだ。「ボールが回ってくれば、絶対にいける。レッツトライ！一瞬のチャンスをものにしてください！」と熱いエールを送った。