二所ノ関一門が3年9カ月ぶりに連合稽古開催 親方衆から厳しい“愛のムチ”が飛び交う充実の稽古

2023年11月05日 15:55

相撲

二所ノ関一門が3年9カ月ぶりに連合稽古開催 親方衆から厳しい“愛のムチ”が飛び交う充実の稽古
11月5日に行われた二所ノ関一門連合稽古で王鵬を豪快に投げる貴景勝 Photo By スポニチ
 コロナ禍で中止が続いていた大相撲の二所ノ関一門連合稽古が5日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で3年9カ月ぶりに行われた。「連合稽古」は一門内の各部屋が本場所前に一堂に介して合同で稽古を行うもので、二所ノ関一門はこれまでも精力的に開催していた。
 この日は大関・貴景勝(常盤山部屋)、関脇・琴ノ若(佐渡ケ嶽部屋)、幕内・高安(田子ノ浦部屋)、湘南乃海(高田川部屋)ら十両以上の15力士に加え一門外からも幕内・豪ノ山(武隈部屋)が参加。熱のこもった申し合い稽古が行われた。稽古中は親方衆から技術的な熱血指導はもちろん、この日は立ち合いでの手つきに関しても厳しい声が飛び交った。審判部部長の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も「(審判部でも)手突きは徹底していこうということなっている。稽古からしっかりやらないといけない。貴景勝もだんだんつかなくなってくるとことがある」と話した。

 一門としては20年2月以来の開催。芝田山親方(元横綱・大乃国)は「久しぶりだったけど連合稽古はいいね。親方衆のアドバイスも貴重。若手はもっとアピールしてほしかったけど」と振り返る。稀勢の里(現二所ノ関親方)以来となる二所ノ関一門からの横綱誕生を期待するなかで「ぶつかり稽古は腰高でまだまだなところもあるが、大の里には期待したいね」と今年夏場所デビューから着実に番付を駆け上がっている大器の成長に注目した。
 

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