ボディフィットネス・大谷美咲 世界選手権で3冠の快挙「来年はさらに進化していきたい」

2023年11月05日 19:10

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ボディフィットネス・大谷美咲 世界選手権で3冠の快挙「来年はさらに進化していきたい」
世界選手権で金メダルを獲得した大谷美咲 Photo By 提供写真
 IFBB世界フィットネス&ボディビル選手権第3日が3日(現地時間)、スペイン・サンタスザンナで行われ、大谷美咲(36)がボディフィットネスの一般の部158cm以下級とマスターズ35~39歳級、オーバーオール(無差別級)で金メダルを獲得した。
  昨年の世界選手権で、マスターズ(35~39歳級)で銀メダル、一般の部(158センチ級)で銅メダルを獲得していた大谷は、ついに世界の頂点に到達。5日、本紙の取材に「世界の舞台で優勝という最高の成績を得ることができて大変うれしく思います」と話した。

 今季は、背中などをより強化してアウトラインをつくることに注力。今回の世界選手権では、背中の凹凸感をアピールポイントに挙げ、大会前には「目標は世界一。今年の世界戦は挑戦ではなく、獲りにいきたいと思います」と話しており、まさに有言実行の金メダル獲得となった。

 2017年に競技と出合い、当初はビキニフィットネス部門に出場していたが、三頭筋の発達が著しかったことなどから部門の変更を勧められ、2021年からボディフィットネス部門に転向した。ボディフィットネス部門は、筋肉量と絞りを求められる女子フィジーク部門と、女性らしさと振る舞い、健康的なビキニフィットネス部門の中間に位置づけられる競技。各部門は、細かく審査基準やコスチュームが規定されている。

 大谷は転向3年目の今季、国内日本一を決める9月のオールジャパン・ボディフィットネス158センチ以下級、オーバーオールでともに3連覇。10月の各階級のトップ選手たちがオーバーオール(無差別級)で筋肉美を競い合うフィットネス ジャパン グランドチャンピオンシップスでも3連覇を達成している。世界一の称号を手にした大谷は「実感はあまりない」と話しつつ、「またオフシーズンに入るので、気を引き締めてしっかり身体作りをして、来年はさらに進化していきたいと思います」と貪欲な姿勢を見せていた。

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