スケボーアジア女王・草木ひなの3連覇 大技成功で唯一の80点台 飛躍の23年締め

2023年11月05日 04:22

スケートボード

スケボーアジア女王・草木ひなの3連覇 大技成功で唯一の80点台 飛躍の23年締め
女子決勝で試技をする草木ひなの Photo By スポニチ
 【スケートボード・パーク マイナビ日本選手権最終日 ( 2023年11月4日    茨城・ムラサキパークかさま )】 男女決勝が行われ、女子は今年の杭州アジア大会女王の草木ひなの(15)が大会3連覇を果たした。来年のパリ五輪予選ランキングでも2位につける実力者は決勝1回目に新技を含む構成で、男子を含め今大会唯一の80点台となる80・53点を叩き出して圧勝。飛躍の2023年を優勝で締めくくり、五輪イヤーに弾みをつけた。男子は笹岡建介(24)が2年ぶり3度目の優勝を果たした。
 草木は決勝1回目の序盤に空中で体ごと1回転しながら板を巻くように前側の足を回す大技「サランラップ360」を成功させた。得点が出る前からガッツポーズを見せ、3連覇を達成した。「1位を獲れたことは素直にうれしい」と喜んだ。9月末にアジア大会を制し、10月初旬の五輪予選を兼ねた世界選手権で2位と躍進。残る五輪予選会は3戦。「一つ一つ勝ち上がり、パリ五輪に出たい」と話した。

 ≪男子は笹岡3度目制覇≫男子は準決勝7位通過だった笹岡が、18、21年に続く3度目の優勝を果たし、「久しぶりの優勝でうれしい。準決勝は3本ともミスしたが、決勝は1本目に決められて楽になった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。現在、五輪予選ランキングは57位で、来年1月の第1フェーズ最終戦で44位以内に入らなければ、パリ五輪出場の可能性が消える崖っ縁。悲願の大舞台へ可能性をつなぎ、「1月にいい成績を残したい」と口元を引き締めた。

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